カンシロギク(ノースポール)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
カンシロギクとは カンシロギクの特徴 カンシロギクは草丈15cm〜30cm程になるキク科の多年草ですが、高温多湿に極端に弱いため、日本では一年草となります。 カンシロギクの花は12月〜翌6月頃と開花期間が長く、茎先に3cm程の頭状花を単生させます。舌状花は白色で、中心部の筒状花は黄色になり「マーガレット」によく似ています。 カンシロギクの葉は互生する単葉で、羽状の深い鋸歯(きょし)があります。 カンシロギクの果実は、長さ2mm〜3mm程の痩果です。 日本では一年草 ・日本の気候 ...
ウツボカズラの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ウツボカズラとは ウツボカズラの特徴 ウツボカズラは草丈3m程になるウツボカズラ科の常緑性の食虫植物です。約70種程の品種があり、多くはつる性ですが、地生種、着生種、直立性のものもあり、走出枝(ランナー)は分枝します。 ウツボカズラの葉は、先端から伸びた細いつる先に壺状の捕虫袋を付けます。ひょうたん型の捕虫袋は形態や斑紋に変異も多く、毛が生えたり鋸歯(きょし)があるものなど、品種により形や大きさはさまざまで、蓋の部分から甘い香りを出し、虫を中に誘い込みます。 蓋は密閉しませんが、袋 ...
サンショウ(山椒)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
サンショウとは サンショウの特徴 サンショウは樹高2m〜3m程になるミカン科の落葉低木です。葉や果実には独特の芳香と辛味があり、日本の代表的香辛料の一つです。 サンショウの幹は灰褐色でコルク質のイボができます。枝には葉柄の基部に鋭いトゲが2本ずつ対生して付きますが、突然変異でトゲのない株が稀に発生することがあります。 サンショウの花は雌雄異株で4月〜5月頃に花を咲かせます。雄花・雌花ともに枝先から長さ1cm~3cm程の短い円錐花序を出し、花には萼片と花弁の区別のない7~8枚の花被片 ...
ネジバナ(捩花)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ネジバナとは ネジバナの特徴 ネジバナは草丈が10cm〜40cm程になるラン科の多年草です。日当たりの良い湿った草地に繁殖します。 ネジバナの花は、4月〜8月頃が開花期と長く、茎の上部に長さ5mm程の小さい花を茎の周りに螺旋状に付けます。花序の先には毛があり、花は桃紅色で、唇弁は白色で縁に鋸歯(きょし)があり、花被は集合して筒状になります。 ネジバナの花の螺旋は、右回りと左回りの両方があり、その比率は地域によって異なります。また、ごく稀に真っ白な花を付ける「シロネジバナ」や、花序に ...
ルッコラの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ルッコラとは ルッコラの特徴 ルッコラは草丈70cm程になるアブラナ科の一年草です。ゴマのような香りがする野菜(ハーブ)の一つです。 ルッコラは4月〜6月頃に花を咲かせます。茎先に総状花序を伸ばし、花は十字型の4花弁で、白い花弁に紫色の脈が入ります。 ルッコラの葉は互生する単葉で、羽状に深裂し、裂片は波状に浅く切れ込みます。 ルッコラの果実は長さ3cm程の長角果で、突起があり、仕切り壁の両側に種子が2列に並びます。 ルッコラの食用 ルッコラの葉は、カルシウム・鉄分・ビタミンCな ...
ヌマトラノオ(沼虎の尾)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ヌマトラノオとは ヌマトラノオの特徴 ヌマトラノオは草丈が40cm〜70cm程になるサクラソウ科の多年草です。湿地に群生して、地下茎を長く伸ばして繁殖します。 ヌマトラノオの花は7月〜8月頃が開花期で、茎の先に長さ10cm〜20cm程の直立する総状花序を出し、径5mm程の白い5花弁を密に咲かせます。 ヌマトラノオの葉は互生する単葉で、長さ4cm〜7cm程の披針形または倒披針状長楕円形で、先端が尖っていて、まばらに淡色の腺点があります。 ヌマトラノオの果実は、球形の蒴果で径2mm〜3 ...