トウガラシ(唐辛子)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
トウガラシとは トウガラシの特徴 トウガラシは草丈40cm〜60cm程になるナス科の低木状になる多年草です。トウガラシの果実は辛味のある香辛料または野菜として食用にされています。 トウガラシの茎は多数に枝分かれして、全体が無毛です。 トウガラシの花は7月〜10月頃に開花します。茎先の葉腋に下向きに付き、単生又は数個ずつ集まって白い花が咲きます。花冠は筒状で5~7つに裂けます。 トウガラシの葉は互生する単葉で、先端が尖った楕円形~披針形の全緑です。 トウガラシの果実は液果で、長さ5c ...
ニラ(韮)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ニラとは ニラの特徴 ニラは草丈30cm〜50cm程になるヒガンバナ科の多年草です。道端や河川敷で見かける野草ですが、葉を野菜として食用とします。 ニラは地下に短い根茎があり、多数の鱗茎が株状になります。 ニラの葉は各鱗茎に数枚付いて、長さ30cm~40cm程の先端が丸い扁平な線形で、裏面に稜状の脈があります。葉は濃い緑色で柔らかく、特有の匂いがあります。葉鞘は赤みを帯びます。 ニラは8月〜9月頃に、花茎の先端に半球状の散形花序を付けます。花は白色で、小さく花弁は3枚、苞が3枚あり ...
ニンニクの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ニンニクとは ニンニクの特徴 ニンニクは、ヒガンバナ科の多年草の野菜です。主に鱗茎を香辛料などとして食用にするほか、茎も「ニンニクの芽」と呼ばれて野菜として食べられています。 ニンニクの鱗茎は扁球状に肥大して、放射状に着生した4~十数個の鱗片から成っています。鱗茎は白または帯紅色の被膜に包まれて、特有の強い臭いと辛味があります。 ニンニクの葉は、扁平で長く先は尖り、夏には地上部が枯れます。 ニンニクは5月〜6月頃に、長さ50cm~100cm程の花茎を伸ばして、先端に散形花序を付けま ...
ダイダイ(橙)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ダイダイとは ダイダイの特徴 ダイダイの木は樹高5m〜6m程になるミカン科の常緑小高木です。縁起の良い果物として知られる柑橘類です。 ダイダイの葉は互生する単葉のようですが、複葉が退化したものです。葉は長さ10cm程の楕円形で、厚みがある革質の濃い緑色で、葉脈は隆起して目立ち、葉柄は翼状になっていて、葉身との境にくびれがあります。また、枝にはトゲがあります。 ダイダイの花は、5月〜6月頃に開花します。枝の先に白色の5弁花を1輪〜数輪咲かせます。花には芳香があり、中央に雌しべが1本、 ...
ギョウジャニンニク(行者大蒜)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ギョウジャニンニクとは ギョウジャニンニクの特徴 ギョウジャニンニクは草丈40cm〜60cm程になるヒガンバナ科の多年草です。山地で見かける野草ですが、鱗茎や若葉を山菜または野菜として食用とします。 ギョウジャニンニクは地下に、径4cm〜5cm程の鱗茎を持ち、鱗茎は披針形で、網目状の繊維からなる外皮に包まれ、下部にひげ根があります。 ギョウジャニンニクの葉は根生して、長さ20cm〜30cm程の長楕円形の葉を1〜3枚付けます。葉身はやや肉質で深緑色になり、基部は赤茶色を帯びて、鞘とな ...
ノビル(野蒜)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ノビルとは ノビルの特徴 ノビルは草丈40cm〜60cm程になるヒガンバナ科の多年草です。道端で見かける野草ですが、鱗茎や若芽を春の山菜として食用とします。 ノビルは地下に、径10mm〜20mm程の白くて丸い鱗茎を持ち、下部にひげ根があります。 ノビルの葉は根出して、長さ20cm~30cm、幅2mm~3mm程の線形で、柔らかく白粉を帯びて、断面は三日月状の中空になります。 ノビルは5月〜6月頃に、花茎の先端に散形花序を付けます。花は白や淡紅色で、花被片は6枚あり、長さ5mm程の卵状 ...