スイセン(水仙)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
スイセンとは スイセンの特徴 スイセンは草丈15cm〜50cm程になるヒガンバナ科の多年生球根植物です。日本では12月〜翌4月頃までと冬から春にかけて開花します。 スイセンは地下に広卵形の鱗茎があり、茎は黒い外皮に包まれた鱗茎の中にあるため、見えません。 スイセンの花は花茎の先端に散形花序を出し、5〜8個のラッパ形の花が横向きに付きます。花は径3cm〜5cm程で、6枚の花被片は外側に3枚の萼と内側に3枚の花弁からなります。 中心にある筒状の副花冠(ふくかかん)は花被片の半分ほどの長 ...
シマオオタニワタリの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
シマオオタニワタリとは シマオオタニワタリの特徴 シマオオタニワタリは樹高2m程になるチャセンシダ科の常緑性のシダ植物です。温暖な地域では街路樹や岩などに着生している着生植物です。 シマオオタニワタリの葉は、単葉で長さ1m以上になり、幅15cm〜30cm程になる葉先の尖った披針形です。形は昆布のように縁が波打っていて鮮やかな緑色をしています。 葉柄は長さ2cm〜5cm程で基部は長さ2cm、幅3cm程の鱗片が多数付きます。鱗片は褐色の披針形で、縁は波打っていて、毛状突起があります。 ...
アサザ(浅沙)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
アサザとは アサザの特徴 アサザは浮葉を持つ、ミツガシワ科の多年性水生植物です。日本では6月〜8月頃に水上に黄色い花を咲かせます。 アサザは、泥中を匍匐する長い地下茎から、水中茎が伸びます。 アサザの花は、水面に伸ばした花茎の先端に5花弁の黄色い花を咲かせます。花冠は径3cm〜5cm程で、裂片の縁は細かく糸状に裂け、長い毛が生えたように見えます。 アサザの葉は長い柄が楯状に付き、水面に浮かびます。葉は径3cm〜10cm程で、やや肉厚の円心形~卵状円形で、縁に波状の鋸歯(きょし)があ ...
ガガブタの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ガガブタとは ガガブタの特徴 ガガブタは、水草としてアクアリウムなどでも使われるミツガシワ科の多年性水生植物です。日本では7月〜9月頃に水上に白い花を咲かせます。 ガガブタの根はひげ状で、水底から茎を伸ばし、浮葉の少し下に芽や根が出る部位があり、ここから先だけが葉柄になります。この部分から根や葉、花芽を出して、この部分だけで独立した植物体となることが出来ます。 ガガブタは、夏から秋にかけて葉柄の基部にバナナのような形をした殖芽を作ります。 ガガブタの花は、葉柄の基部に束生し、径1. ...
セダムの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
セダムとは セダムの特徴 セダムは草丈3cm〜50cm程になるベンケイソウ科の多肉植物です。セダムは品種が豊富にあり、品種により姿形が異なる植物です。 セダムは根があまり伸びず、良く枝分かれして広がり、冬も常緑で葉が小さいため、グラウンドカバーとしても利用されています。 セダムの花は、品種により異なりますが、2月〜10月頃に開花します。基本的には5弁花で、集散花序または総状花序に小さい花を咲かせます。色は白、黄色、オレンジ、ピンクなどがあります。 セダムの葉は、基本的に互生しますが ...
ミドリサンゴ(ミルクブッシュ)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ミドリサンゴとは ミドリサンゴの特徴 ミドリサンゴは樹高5m〜9m程になるトウダイグサ科の多肉植物の小高木です。日本では6月〜8月頃に開花します。 ミドリサンゴの茎は円筒形で、濃い緑色をしていますが、古くなると灰褐色になります。枝は、棒状の小枝が輪生し、よく枝分かれします。 ミドリサンゴの花は、枝先から杯状花序を伸ばし、薄黄色で花弁は無く、花のように見える苞葉を4枚セットで数個付けます。 ミドリサンゴの葉は、径5mm程の極小の線形葉が付きますが、すぐに落葉します。 ミドリサンゴの葉 ...