ルリトウワタ（ブルースター）の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説

2025年3月7日

こちらでは、ルリトウワタ（ブルースター）の植物図鑑と育て方を私の経験を元にわかりやすく解説します。
造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。

MIDORI

この記事の監修者

ルリトウワタとは

植物名　　　ルリトウワタ

学　名　　　Oxypetalum coeruleum

和　名　　　瑠璃唐綿

別　名　　　下に記載

英　名　　　Southern star　/　Tweedia

科　名　　　キョウチクトウ科

属　名　　　ルリトウワタ属

ルリトウワタの特徴

ルリトウワタはキョウチクトウ科のつる性多年草です。日本では6月〜10月頃に開花します。

ルリトウワタの葉は対生し、長さ3cm～6cm程の先端が尖った長楕円形で、葉身は緑灰色で、毛に覆われていす。

ルリトウワタの花は、葉腋から複合集散花序を形成します。1つの集散花序に花が4〜5個付きます。花径は2cm〜3cm程で、花弁は5個あり、星型になります。花は青色ですが、花が終わる頃にはピンク色を帯びてきます。また、花色や花弁数が異なる栽培品種もあります。

ルリトウワタの果実は袋果で、細長い紡錘形になり、熟すと縦に裂開します。種子には長い白色の種髪があり、風で散布されます。

ルリトウワタの名前

ルリトウワタという名前は、花色が瑠璃色の「唐綿（トウワタ）」という意味です。また、花の色や形から「ブルースター」とも呼ばれますが、英語圏ではブルースターと言えば別の植物を示します。他にも、属名の「Oxypetalum」からオキシペタラム（オキシペタルム）や旧属名「Tweedia」からツイーディアとも呼ばれています。

ルリトウワタの詳細情報

園芸分類	草花・切り花
性質	つる性多年草
開花時期	6月〜10月
花色	青色
栽培難易度
耐寒性	やや弱い
耐暑性	強い
耐陰性	普通

ルリトウワタの詳しい育て方

ルリトウワタは南アメリカの原産で、オーストラリアやニュージランドなど各地に帰化しています。世界中で観賞用に栽培され、日本でも花を鑑賞するために植えられたり、切り花としても楽しまれています。

ルリトウワタの種まき

種まきの適期は4月〜5月頃で、発芽適温は20℃〜25℃です。育苗ポットへ3～5粒まき、水やりをして発芽したら元気なものを残して間引きし、本葉が2～3枚の頃に植えつけましょう。成長して2節～3節ほど伸びたら、摘心を行いましょう。先端を摘み取っておくことで脇芽が増えるため、花数を増やすことができます。

また、種まきした年はあまり花が付かないこともあります。冬越しさせ株が充実することで翌年にはたくさんの花を咲かせてくます。株が充実してしっかり開花したら、こぼれダネでもよく増えます。

ルリトウワタの植え付け

苗の植え付けは、4月〜5月頃が適期です。日当たりの良い場所を好みます。用土は、市販の花用の培養土を使って植え付けたら、たっぷりと水やりをしましょう。ルリトウワタは直根性なので、根を傷めないように植えつけましょう。鉢植えの場合は、一回り大きな鉢に植え付けましょう。また、つるが長く伸びるため、支柱を立てて誘引しましょう。