ボタン(牡丹)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説

ボタンの花

こちらでは、ボタンの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説します。
造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
 あっちゃん
 
 

この記事の監修者

造園職人あっちゃんプロフィール

ボタンとは

 
 

植物名   ボタン


学 名   Paeonia suffruticosa


和 名   牡丹


別 名   下記参照


英 名   Tree peony


科 名   ボタン科


属 名   ボタン属


 

アーティフィシャルグリーン【グリーンピース】

 

ボタンの特徴

ボタンは樹高1.5m〜2m程になるボタン科の落葉低木です。日本では4月〜6月頃に美しい花を咲かせます。

ボタンの花は、その年に伸びた枝先に径15cm〜30cm程の花を一輪咲かせます。園芸品種が多くあり、一重咲き、二重咲き、八重咲き、千重咲き、万重咲き、獅子咲きなどがあります。花色は白、ピンク、赤、紫、黄色などさまざまで、芳香があり、雄しべは黄色く目立ちます。また、冬に咲く「寒牡丹」もあります。

ボタンの葉は互生する2回3出複葉で、艶がなく、裏面は粉白を帯びます。小葉は卵形から披針形で、葉先は2〜3列しますが、全縁もあります。

ボタンの果実は、卵形の袋果(たいか)で黄褐色の短毛が密生して、8月~10月頃に熟し、内側が縦に裂けます。種子は黒色で多数あります。

 
 

ボタンの別名

ボタンにはたくさんの別名があります。「富貴草(フウキソウ)」「富貴花(フウキカ)」「百花王(ヒャッカオウ)」「花王(カオウ)」「花神(カシン)」「花中の王(カチュウノオウ)」「百花の王(ヒャッカノオウ)」「天香国色(テンコウコクショク)」 「名取草(ナトリグサ)」「深見草(フカミグサ)」「二十日草・廿日草(ハツガグサ)」「鎧草(ヨロイグサ)」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」などさまざまな別称、異名があります。

 

ボタンの薬用

ボタンの根の樹皮部分は、牡丹皮(ぼたんぴ)と称される生薬として漢方や民間療法に利用されています。薬効成分はペオノールで、消炎、解熱、止血、鎮痛、浄血、月経痛、子宮内膜炎などに効用があると言われています。

牡丹皮を採取するときは、シャクヤクの台木に接ぎ木したボタン苗から栽培を始め、自根を発生させ、蕾が出たら摘除して育てます。根を掘り取るまでには5年以上かかります。9月下旬から10月上旬頃に根を掘り取って水洗いし、皮部を裂いて10cm程に切り、天日干し乾燥します。

 

ボタンの文化

ボタンが文学に登場したのは清少納言が執筆した「枕草子」が初めとされ、「松尾芭蕉」「正岡子規」「夏目漱石」などさまざまな俳人、歌人に詠まれています。

ボタンは夏、初夏の季語として用いられ「牡丹の芽」は春や初春の季語、「狐の牡丹」は晩春、「牡丹焚火」は初冬の季語、「冬牡丹・寒牡丹」は冬の季語に用いられます。

ボタンは日光東照宮の彫刻を始め、着物や陶磁器、漆器、家具などの文様に好んで描かれてきました。雛人形の調度にも牡丹をあしらった道具が多くあります。また、霊獣の「唐獅子」と組み合わせた「唐獅子牡丹」のデザインも好まれ、多くの工芸品や刺青などの題材に使われています。

ボタンの花を図案化した家紋もあり「大割牡丹」「杏葉牡丹」「落ち牡丹」「抱き牡丹」「向こう牡丹」「立ち牡丹」「鍋島牡丹」「島津牡丹」など多様な家紋があります。

名前にボタンが付く「牡丹餅(ボタモチ)」「牡丹鍋(ボタンナベ)」「水牡丹(ミズボタン)」「白牡丹(ハクボタン)」「司牡丹(ツカサボタン)」など食べ物や、お菓子、お酒などがたくさんあります。

ボタンには「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花に例えて形容する言葉があります。

 

天然記念物のボタン

佐賀県唐津市の「切木のボタン」は佐賀県の天然記念物に指定されています。

このボタンには「朝鮮出兵の後に城主が豊臣秀吉の怒りにふれ流罪となった時、焼け落ちた城を訪れた家来の井手賢介が一株のボタンを見つけ、これを切木の屋敷に移し植えた」という伝説があります。

 

ボタンの詳細情報

園芸分類庭木
性質落葉低木
開花時期4月〜6月
花色白色・赤色・紫色・他
栽培難易度
耐寒性強い
耐暑性弱い
耐陰性やや弱い
 
 

ボタンの詳しい育て方

ボタンは中国が原産で、日本には平安時代に渡来し、江戸時代には200種類以上の品種が知られるようになりましたが、現在では30種〜50種程度が栽培されています。

ボタンの苗は、シャクヤクを台木に接ぎ木した苗が作られ、流通しています。春には花付の鉢植えが流通し、秋には苗木が流通しています。

また、ボタンは北海道から本州、四国、九州まで各地に名所があり、ボタンのお祭りなども開催され、美しいボタンが楽しまれています。

 

ボタンの苗植え

苗植えの適期は9月〜11月頃です。日当たりを好みますが、真夏の暑さに弱く、直射日光に当たると株が弱ってしまいます。

用土は水持ちの良い土が適していますので、赤玉土に腐葉土、堆肥を混ぜたものが良いでしょう。庭植えの場合、植え穴を大きく掘り、地表から15cm程高植えにして、接ぎ木部分は10cm程隠れるように、ボタンの自根を出させるようにしましょう。植え付けたらたっぷりと水やりをしましょう。

 
 

ボタンの水やり・肥料

庭植えの場合は降雨だけで問題ありませんが、真夏の乾燥が続くようであれば水やりをしましょう。鉢植えの場合は、土が乾燥したら水やりをしましょう。

ボタンは肥料を好む植物です。肥料は2月〜3月頃に完熟堆肥や鶏糞などを根の周りにすき込みましょう。また、6月頃の花後に緩効性化成肥料を根本から少し離して施しましょう。

 
 

ボタンの害虫や病気

害虫はアブラムシ、カイガラムシなどが発生することがあります。食害されると株が弱ってしまうので、見つけたら早めに取り除き、薬剤散布で防除しましょう。

病気はうどんこ病、灰色カビ病、炭そ病などがあります。他の葉や枝に感染することもあるので、見つけたら早めに取り除き、薬剤散布で予防しましょう。

 
 

ボタンの花柄摘み

ボタンは花が咲き終わった後、そのまま放置すると種ができてしまい、株が弱ってしまいます。そのため、花が終わったら花茎ごと切り落とし花がらを摘み取りましょう。

 

ボタンの芽かき

花が咲き終わった6月以降、わき芽が付き始めます。そのままにしておくと背丈が伸びたり、枝が伸びて絡んでしまうので、手入れが大変になってしまうため、芽をかき取りましょう。幹から近い新芽2つ〜3つ程を残して、先端に近い芽を手でかき取りましょう。

 
 

ボタンの剪定

ボタンの剪定は9月〜10月頃、葉が黄色くなってきたら葉を全て摘み取り、枝だけにしましょう。一緒に細い枝や内側に伸びて絡んでる枝、陽当りに邪魔な枝などを切り落としましょう。また、残った枝も新芽を残して切り戻しましょう。

 
 

グリーンライフイノベーションの画像2

 

ボタンの誕生木・誕生花・花言葉

寒牡丹(カンボタン)は「1月10日」の誕生木です。

牡丹(ボタン)は「4月27日」の誕生木です。

ボタンは「1月17日」「2月27日」「3月20日(ピンク)」「5月3日」「7月24日」「9月10日(紫)」「12月17日(冬牡丹)」の誕生花です。

ボタンの花言葉は「風格」「富貴」「恥じらい」「人見知り」です。

 
 

ボタンのアーティフィシャルグリーン

 
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 あっちゃん
 

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ボタンのまとめ

ボタンはいかがでしたか?
ボタンは花色や咲き方などさまざまな園芸品種があり、大きな大輪の花は美しく存在感があり、古くから親しまれている樹木です。
育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非ボタンを育ててみてはいかがでしょう!
 あっちゃん
 

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