アセビの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説

アセビの花

こちらでは、アセビの植物図鑑と育て方を私の経験を元にわかりやすく解説します。
造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
 あっちゃん
 あっちゃん
 
 

この記事の監修者

造園職人あっちゃんプロフィール

アセビとは

アセビの花と葉

 

植物名   アセビ


学 名   Pieris japonica / Subsp japonica


和 名   馬酔木 / 梫木


別 名   アセボ / アシビ


英 名   Japanese andromeda


科 名   ツツジ科


属 名   アセビ属


 

アーティフィシャルグリーン【グリーンピース】

 

アセビの特徴

アセビの果実

 

アセビは樹高4m程になるツツジ科の常緑低木です。日本では2月〜4月頃にかけて、白い壺型の小花を房状にたくさん咲かせます。

アセビの幹は株立が多く、樹皮は赤みを帯びて、縦に筋が入り、大きくなるとねじれてきます。

アセビの花は、枝先から下に垂れるように円錐花序で先端が5つに浅く裂けています。花は白の他に園芸品種で薄緑、黄色、ピンクなどもあり、ほのかに甘い香りがします。

アセビの葉は互生して、濃い緑色に光沢があり、長さ3cm〜9cm程の先端が尖った長楕円形で、縁には細かい鋸歯(きょし)があります。

アセビの果実は蒴果(さくか)で、径5mm~6mm程の平たい球形になり、熟すと上を向き、5つに割れて種を散らします。

 

アセビの毒成分

アセビは有毒植物で、馬が食べると酔ったような症状が出ることから「馬酔木(あせび)」という名前が付いたと言われています。

アセビは幹や樹皮から葉、花に至るまで全てに毒があります。この毒には血圧低下、腹痛、下痢、嘔吐、呼吸麻痺、神経麻痺といった症状が出ますのでご注意ください。そんなアセビの毒成分ですが、この成分を使って殺虫剤などの自然農薬に利用されています。

 
 

アセビの詳細情報

園芸分類庭木・盆栽
性質常緑低木
開花時期2月〜4月
花色白色・ピンク色・他
栽培難易度
耐寒性強い
耐暑性強い
耐陰性普通
 
 

アセビの詳しい育て方

アセビの花芽

アセビは日本原産で、本州、四国、九州の山地に自生しています。アセビは自生力が強く耐陰性があります。そのため、日当たりの悪い場所でも十分育ちます。アセビは庭園や公園にもたくさん植栽されていますが、花物の盆栽としても楽しまれています。

 

アセビの苗植え

苗の植え付けは、真夏や真冬でなければ植え付け可能です。鉢は苗木よりも1回り大きい(7号〜10号くらい)鉢を選びましょう。

用土は市販の花の培養土か、赤玉土に腐葉土を混ぜたものなど、水はけの良い土に植え付けましょう。

 

アセビの地植え

直射日光が当たる場所よりも、半日陰か日なたで、水はけと風通しの良い場所を好みます。地面はしっかりと耕しながら腐葉土や堆肥をたっぷりと混ぜた方が花付きが良くなります。植え付けは根が地表すれすれくらいに浅めに植え付けましょう。

 

アセビの水やり・肥料

根付くまでは表面が乾いたら水やりをして、根付いてからは乾燥気味に育てましょう。よほどの乾燥でない限りは降雨で問題ありません。

翌年の花付きをよくするために、花が終わった後のお礼肥として、有機質肥料を与えましょう。

 

アセビの害虫や病気

害虫はグンバイムシやハマキムシなどが発生することがあります。食害されると株が弱ってしまうので、見つけたら取り除き、薬剤散布で防除しましょう。

アセビは病気に強い樹木で、特に気をつける病気はありません。

 

アセビの剪定

あまり大きくしたくない場合は、花が終わった後に樹形を整えましょう。

花が咲き終わった後は花がらをすぐに摘み取りましょう。花がら摘みは花穂を付け根から切り取りましょう。

 

グリーンライフイノベーションの画像1

 

アセビの誕生木・誕生花・花言葉

ピンクのアセビの花

 

アセビは「3月9日」の誕生木です。

アセビは「4月4日」の誕生花です。

アセビの花言葉は「犠牲」「献身」「あなたと二人で旅をしましょう」です。

花言葉の由来は、「アンドロメダ王女は、母による娘自慢によって、海のニンフの怒りを買い、海の神ポセイドンの力で、クジラの化け物に襲われそうになります。国を守るためアンドロメダ王女は生贄になりましたが、英雄ペルセウスに救われてその後、結婚しました。」というギリシャ神話のエピソードに由来します。

 

アセビのアーティフィシャルグリーン

アセビの花と葉
 
みなさん、アーティフィシャルグリーンをご存知でしょうか?
アーティフィシャルグリーンとは、天然素材を使って、本物そっくりに作られた植木や花、観葉植物のことです。
 あっちゃん
 あっちゃん
 

本物の樹木とは違い、アーティフィシャルグリーンだけの魅力やメリットがたくさんあります。

こんなメリットが!

  • 樹木の種類や大きさ、樹形、鉢などお好みのオーダーメイドが可能です。
  • 落ち葉や害虫、病気の心配もなく、お部屋を汚しません。
  • 日光に当てなくても枯れないので、置き場所を選びません。
  • 天然の樹木と違い、枯れる心配がなく水やりや剪定など、お手入れの手間がありません。
  • 光触媒加工を施すと、目に見えないウイルス・雑菌・悪臭・カビ菌などを分解して、空間をキレイにする効果もあります。
 

ホームセンターなどで販売している造花やアーティフィシャルは、どうしても偽物とわかってしまい、観賞価値がありません。

 
これはもう本物です!

グリーンピースのアーティフィシャルグリーンは、日本の職人が国内で作る業界最高のクオリティです。近くで見ても本物と見間違うほどの圧倒的クオリティで、景観や観賞価値を損ないません。

 

お好みの樹木をお好みの大きさにオーダーメイドも可能で、天然木を使ったMADE IN JAPANのアーティフィシャルグリーンは個人のご自宅をはじめ、さまざまな商業施設や有名施設でも採用され、多くの方に楽しまれています。実際の施工例などもご紹介しておりますので、ぜひ下のページも御覧ください。

 
 

アセビのまとめ

アセビの幹

アセビはいかがでしたか?
アセビは日陰にも強い樹木で、壺型の小さなお花も可愛くて、庭木や盆栽として人気があります。
育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非アセビを育ててみてはいかがでしょう!
 あっちゃん
 あっちゃん