造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
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ネジキとは
植物名 ネジキ
学 名 Lyonia ovalifolia ssp. neziki
和 名 捩木
別 名 カシオシミ
英 名 Lyonia ovalifolia
科 名 ツツジ科
属 名 ネジキ属
ネジキの特徴
ネジキは樹高4m〜8m程になるツツジ科の落葉小高木です。日本では5月〜6月頃に開花します。
ネジキの樹皮は灰褐色で、樹齢を重ねると縦に細長く薄く剥がれて、落ち痕が捻れて見えます。新しい枝は赤みを帯びます。
ネジキの花は、前年の枝から横枝として細長い総状花序を出します。花序は横に伸びて、等間隔で並び、白色で壺形の小花を下向きに咲かせます。
ネジキの葉は互生する単葉で、長さ4cm～12cm程の先端が尖った卵形になります。葉の両面にはまばらに毛が生えて、裏面の主脈には白い軟毛がやや密に生えます。また、秋には紅葉します。
ネジキの名前
ネジキという名前は、幹が捻れることから名付けられています。ネジキの樹皮は、縦に細長く薄く剥がれて、落ち痕が捻れて見えます。また、ネジキの材も捻れいているため、薪として使っていた頃は割りにくい木として知られていました。
ネジキの詳細情報
| 園芸分類 | 庭木 |
| 性質 | 落葉小高木 |
| 開花時期 | 5月〜6月 |
| 花色 | 白色 |
| 栽培難易度 | |
| 耐寒性 | 普通 |
| 耐暑性 | 普通 |
| 耐陰性 | 普通 |
ネジキの詳しい育て方
ネジキは日本、中国の原産で、国内では本州、四国、九州に分布しています。山地の日当たりの良い林内に自生しています。また、雑木風の庭園樹としても植栽されています。
ネジキの苗植え
苗植えは落葉期の12月〜翌2月頃が適期です。日当たりが良い場所を好みます。用土は庭土に腐葉土を混ぜて植え付けたらたっぷりと水やりをしましょう。
ネジキの水やり・肥料
庭植えの場合は、根付いたら降雨で問題ありません。ただし、夏場に極端に乾燥する場合は水やりをしましょう。鉢植えの場合は、土が乾燥したら水やりをしましょう。
肥料は寒肥として2月頃に、緩効性化成肥料を与えましょう。
ネジキの害虫や病気
害虫の心配は特にありません。
病気はもち病があります。もち病とは葉や蕾などが肥大したり、異常な形に膨らみ、変色して白い粉を生じます。病気に感染すると観賞価値が下がり、株が弱ってしまうため、病気の部分は取り除き、薬剤を散布して防除しましょう。
ネジキの剪定
ネジキは芽を出す力もあり、剪定は可能ですが、本来は捻れた幹や自然樹形を楽しむ樹木ですので、定期的な強剪定は必要ありません。また、花は前年の枝に付くため、秋以降に強い剪定をすると翌年の花数が減ってしまいます。
剪定は12月〜翌2月頃の落葉期が適期です。剪定をする際は、株立ち状になる不要な幹を地際から切り取り、枯れ枝や徒長枝を切り取りましょう。
ネジキの花言葉
ネジキの花言葉は「悲しみの涙」です。
ネジキのアーティフィシャルグリーン
アーティフィシャルグリーンとは、天然素材を使って、本物そっくりに作られた植木や花、観葉植物のことです。
本物の樹木とは違い、アーティフィシャルグリーンだけの魅力やメリットがたくさんあります。
こんなメリットが！
- 樹木の種類や大きさ、樹形、鉢などお好みのオーダーメイドが可能です。
- 落ち葉や害虫、病気の心配もなく、お部屋を汚しません。
- 日光に当てなくても枯れないので、置き場所を選びません。
- 天然の樹木と違い、枯れる心配がなく水やりや剪定など、お手入れの手間がありません。
- 光触媒加工を施すと、目に見えないウイルス・雑菌・悪臭・カビ菌などを分解して、空間をキレイにする効果もあります。
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ネジキのまとめ
ネジキは、名前の通り幹が捻れていることが特徴の樹木で、小さな壺形の小花が並んだ姿も面白く、秋の紅葉も美しいことから庭園樹としても植栽されています。
育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非ネジキを育ててみてはいかがでしょう！