スギナ(ツクシ)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説

ツクシの群生

こちらでは、スギナ(ツクシ)の植物図鑑と育て方や除去方法をわかりやすく解説します。
造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
MIDORI
MIDORI
 
 

この記事の監修者

フラワーショップ店長【ミドリ】プロフィール

スギナとは

スギナの茎葉

 

植物名   スギナ


学 名   Equisetum arvense


和 名   杉菜


別 名   接続草(セツゾクソウ)/ 土筆(ツクシ)


英 名   field horsetail/ Common Horsetail


科 名   トクサ科


属 名   トクサ属


 

グリーンライフイノベーションの画像2

 

スギナの特徴

スギナのお茶

 

スギナは草丈10cm〜30cm程になるトクサ科のシダ植物です。スギナはシダ植物なので花は咲きません。

スギナの地上茎には栄養茎と胞子茎に別れ、栄養茎を「スギナ」と呼び、胞子茎を「ツクシ(土筆)」または「ヒットウサイ(筆頭菜)」と呼びます。栄養茎は鮮やかな緑色で、茎の上部の節に線形の枝を輪生します。

スギナの葉は退化して、節に葉が互いに密着して鞘状になった長さ5mm程の葉鞘があり、褐色を帯びて茎の節に輪生します。

スギナの地下茎は、長さ1m以上も地中で長く伸びて、節から地上茎を出してよく繁茂するため、防除しにくく、除去するのが困難な雑草となります。

下記でスギナを除去する方法もご紹介しております。

 

ツクシの特徴

ツクシ(胞子茎)は春頃に地表に出て、長さ10cm〜15cm程に成長します。ツクシの先端には土中から生えるときに穂先を保護する役割として、茎の部分を覆っている皮のような六角形の胞子が密生しています。

ツクシの先端は淡い褐色で、長さ2cm〜4cm程の太い長楕円形をした胞子嚢穂を単生させますが、やがて緑色を帯びたほこりの様な胞子を散布するとすぐに枯れていまします。ツクシの胞子は球形で2本の紐が1ヶ所から四方に伸びています。

 
 

スギナの利用

食用のツクシ

 

スギナの地上部にはアルカロイドやビタミンCなどの成分を含み、利尿作用や去痰作用、鎮咳作用があると考えられ、問荊(もんけい)と呼ばれ、生薬として利用されています。

スギナの若い栄養茎を乾燥、焙煎したものはスギナ茶として用いられ、体調を整える効果があると言われています。

ツクシは春の山菜として親しまれ、胞子を出す前の若い10cm程のものが収穫されています。胞子穂(頭)と袴(鞘状の葉)を取り除き、茎だけにしたものを酢の物やお浸し、煮ものなどに調理されます。

ただし、チアミナーゼやアルカロイド、無機ケイ素などを含むため、多量の摂取は注意が必要です。また、心臓、腎臓の悪い方、ニコチンに対する過敏症の方の摂取は危険とされ、ビタミンB1欠乏症を起こす恐れがあるとされていますので注意してください。

スギナは一度広がると除去しにくい雑草として疎まれていますが、ツクシは童謡「つくし」で歌われるように可愛らしい姿が昔から親しまれ、春の風物詩や春の季語として用いられています。

 

スギナの詳細情報

園芸分類草花・切り花
性質シダ植物
開花時期開花しません
花色開花しません
栽培難易度
耐寒性強い
耐暑性強い
耐陰性強い
 
 

スギナの詳しい育て方

スギナと水滴

スギナは北半球原産で、日本では北海道から九州まで全国に分布しています。市街地から農耕地帯、山地、荒れ地、畑、土手、道ばたなどに広く自生しています。

 
スギナを庭で育てる?

・スギナを庭で育てるのはオススメしません。スギナは非常に強健で、一度根付くと胞子を飛ばして繁殖して、広範囲に渡り地下茎を伸ばし、どんどん増えます。一度増えると除草(除去)するのが困難なので、気が付くと庭をスギナに占拠されていたということになりかねませんので、栽培には注意が必要です。

 

スギナの栽培環境

スギナは日当たりの良い場所や半日陰でも育ちます。用土は荒れ地や痩せ地でも育ち、妖艶な土壌であればより成長します。

 

スギナの水やり・肥料

スギナは湿った場所を好みますので、表土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。

肥料は特に必要ありません。

 

スギナの害虫や病気

スギナの病害虫の心配は特にありません。

 

ツクシの収穫

3月〜4月頃になるとツクシが地面から顔を出します。5cm〜10cm程になったら収穫できます。収穫したツクシは調理して食べることもできますし、切り花としても可愛く飾って楽しむこともできます。

 
 

スギナの除去

スギナの群生

お庭や畑にスギナが生えて、除去に困っている方も多いと思います。一度繁殖してしまうと除去するのが大変なスギナですが、有効な除去方法もありますので、ご紹介します。

スギナの除草

スギナを除草する方法ですが、スギナは成長が早いので、できれば毎日スギナを引き抜く必要があります。地上から手で抜いても地下茎は途中で切れてしまうので、完全に除去するのは難しいですが、継続して引き抜くことである程度は除去することが可能です。

ただし、地下茎が残っていると時間とともに成長し、また地上に生えてきますので、手で抜いて除去する方法はあまりオススメではありません。

 

よく耕作する

スギナが生えている土をよく耕作して、できるだけ取り除くことで除去することが可能です。毎シーズン深くまで耕し、栄養茎も地下茎も取り除くことでスギナは生えてこなくなりますが、即効性はなくかなりの手間がかかります。

 

スギナに除草剤

スギナを除去する方法としてオススメなのは、除草剤を散布する方法です。スギナが厄介な原因となる地下茎まで浸透して根から枯らせる除草剤があります。

除草剤は地上茎から浸透して、地下茎を枯らせますので、散布する際は晴れた日に行いましょう。散布してから5日〜10日程で枯れますが、一度で全てを枯らせるのは難しいので、何度か継続的に散布することで除去することができます。

注意点として除草剤は薬剤が強いため取り扱いには注意が必要です。また、除草剤にはいろいろな種類があり、スギナに効果があるものを選びましょう。さらに、除草剤を散布すると近くにある植物も枯れてしまうことがあるので、その点も注意しましょう。

 

スギナに防草シート

スギナを生やさないために防草シートを敷く方法もあります。スギナ(雑草)は太陽光を浴びて光合成をして成長します。防草シートを敷くことで太陽光を遮断して光合成をさせないことで、成長できません。

防草シートを敷くことでスギナや他の雑草も生えなくなりますが、シートを敷き詰めて専用のピンで固定する手間がかかります。また、隙間があるとそこからスギナが生えてきたり、安価なシートを選ぶとすぐに劣化して交換する手間もかかります。

 

あまり効果がないスギナの除去方法

スギナをバーナーで焼く方法は、地表は綺麗になりますが、地下茎が残るため、一時的なもので、すぐに生えてきます。

スギナに熱湯をかける方法も地表は枯れますが、地下茎が残るため、一時的なもので、またすぐに生えてきます。

スギナに塩をまく方法は、まいてから1週間程で地表は枯れますが、地下茎が残るため、一時的なもので、すぐに生えてきます。また、塩をまくと他の植物も育たなくなるうえに、コンクリートや鉄など家の基礎や配管にも悪影響を及ぼしますので、塩をまくのはやめましょう。

スギナに「石灰をまくと駆除できる」と聞きますが、これはスギナは酸性の土を好み、石灰をまくと土が酸性からアルカリ性に変化するためですが、実際には石灰をまいても枯れることはなく、効果はありません。

 

グリーンライフイノベーションの画像1

 

ツクシの誕生花・花言葉

ツクシの群生

 

ツクシは「3月6日」「3月12日」の誕生花です。

ツクシの花言葉は「意外」「驚き」「向上心」です。

「向上心」という花言葉は、ツクシが地中から天に向かってすくすくと伸びることに由来すると言われています。

 

お花のある生活

ヒメウズの花と葉
 
みなさま、旬のお花の定期便をご存知でしょうか?
新鮮なお花を毎月決まったお日にちに、ご自宅までお届けしますので、いつもキレイなお花がご自宅で楽しめます。
MIDORI
MIDORI
 

グリーンピースはここがスゴイ!

  • ネットから簡単注文で、お店に買いに行く手間がない!
  • 豊富なプランから、お好きなボリュームとお届け頻度を選ぶだけ!
  • 数百品種の中からフラワーデザイナーが厳選した素敵なお花をお届け!
  • 花市場直送だから、フラワーショップよりもお花が新鮮!
  • 家中をお花と笑顔でいっぱいにする圧倒的なボリューム!
 
お花のある生活!

お花を飾ることで、お部屋に華やかさと潤いをプラス!お花にはリラックス、リフレッシュ、リラクゼーション、ストレス緩和などの効果があります。

 

どんなお花が届くのか、箱を開けるまでのお楽しみ!定番のお花はもちろん、ご自身では普段あまり選ばないお花や、フラワーショップにはあまり入荷しない珍しいお花など、新しいお花との出会いを楽しみましょう。実際に届くお花や、定期便の魅力などをご紹介した下のページもぜひ見てみてください。

 

スギナのまとめ

スギナと水滴

スギナはいかがでしたか?
スギナは除去するのが困難な雑草のひとつですが、ツクシはその可愛らしい姿が春の風物詩として親しまれ、食用にも用いられます。
育てるのはオススメしませんが、みなさんもいろいろな場所でツクシを探してみてはいかがでしょう!
MIDORI
MIDORI