
造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。

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グロリオサとは

植物名 グロリオサ
学 名 Gloriosa rothschildiana
和 名 狐百合(キツネユリ)
別 名 ユリグルマ
英 名 Gloriosa
科 名 イヌサフラン科
属 名 グロリオサ属
グロリオサの特徴

グロリオサは草丈100cm〜200cm程になるイヌサフラン科の球茎を持つ半つる性多年草です。日本では7月〜9月頃に開花します。
グロリオサの花は、分枝した枝先に鮮やかな赤色またはオレンジ色の花が下向きに単生します。花被片は6個で細長く、縁が波打ちながら強く反り返ります。雄しべは6個あり、子房に対して花柱がほぼ直角に伸びて、柱頭は3裂します。
グロリオサの葉は対生または3輪生で、先端が糸状に伸びて、巻きひげのように周囲に絡みつく性質があります。
グロリオサの毒性
グロリオサの全草には毒成分があり、特に球根に多く含まれています。グロリオサの球根は「ヤマノイモ」や「ナガイモ」の担根体に似ていますが、コルヒチンやグロリオシンという毒が含まれているため、食べると危険です。
グロリオサの詳細情報
| 園芸分類 | 草花・切り花 |
| 性質 | 多年草 |
| 開花時期 | 7月〜9月 |
| 花色 | 赤色・オレンジ色 |
| 栽培難易度 | |
| 耐寒性 | 弱い |
| 耐暑性 | 普通 |
| 耐陰性 | 普通 |
グロリオサの詳しい育て方

グロリオサは熱帯アジア及びアフリカの原産で、花を観賞するため、熱帯や温帯の温室で栽植されています。国内では高知県などで観賞用の球根の商業栽培が行われています。
グロリオサの植え付け
植え付ける時期は4月〜5月頃が適期です。日当たりの良い場所が適していますが、夏の直射日光は避けて、梅雨の時期は雨の当たらない軒下へ移動しましょう。グロリオサは過湿が苦手なので、用土は花と野菜の培養土にパーライトを少し混ぜましょう。
グロリオサの新芽は、古い球根が付いていた部分と反対側の少し尖った端から出ます。球根は深さ5cm程に横向きに埋めておくと、片側から新芽が出るので、それを確認してから植え付けましょう。球根が大きく、寝かせると鉢に入らない場合は、古い球根が付いていた側を上にして、深さ3cm程に立てて植え付けましょう。発芽までは一ヶ月程かかります。
6月〜8月頃に成長し、伸びてきたつるを適宜支柱やあんどんに誘引して、倒れないようにしましょう。何かに絡みつかないと風で折れてしまいます。
グロリオサの水やり・肥料
グロリオサは過湿でも乾燥でも枯れてしまうことがあるため、土が乾いたことを確認したら、たっぷりと水やりをしましょう。
肥料は、芽が出てきたら8月まで、緩効性化成肥料を一ヶ月に1回程度置き肥しましょう。
グロリオサの害虫や病気
害虫はアブラムシ、ハダニが発生することがあります。乾燥する高温時期に発生しやすく、ウイルス病を媒介したり、観賞価値が下がってしまうため、見つけたらすぐに取り除き、薬剤散布で防除しましょう。
病気はウイルス病、葉枯病があります。日当たりと風通しの良い環境を維持しましょう。ウイルス病は一度かかると治らないので、症状の出た株は廃棄しましょう。
グロリオサの花がら摘み
7月〜9月の開花中に、花がらを放置しておくと種が付き、球根に栄養が行かなくなってしまうので、終わった花は摘み取っておきましょう。
グロリオサの掘り上げ
10月頃に葉が黄色くなったら、球根を掘り上げて、10℃以上の場所で乾燥させてから、新聞紙でくるんで保温のクーラーボックスなどに入れて春まで貯蔵しましょう。
グロリオサの誕生花・花言葉

グロリオサの誕生花は「5月28日」「10月19日」です。
グロリオサの花言葉は「栄光」「勇敢」「華麗」「栄光」です。
お花のある生活

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グロリオサのまとめ

グロリオサは葉の先端が巻きひげのようになり周囲に絡みついて、夏になると華やかで情熱的な花を咲かせ、鉢植えや切り花としても楽しまれています。
育てるのは難しくないので、みなさんも是非グロリオサを育ててみてはいかがでしょう!







