造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
この記事の監修者
エノコログサとは
植物名 エノコログサ
学 名 Setaria viridis
和 名 狗尾草
別 名 猫じゃらし
英 名 Green bristlegrass
科 名 イネ科
属 名 エノコログサ属
エノコログサの特徴
エノコログサは草丈30cm〜80cm程になるイネ科の一年草です。公園や道端、荒れ地など至るところに生える雑草の一つです。
エノコログサは7月〜11月頃に開花します。花序は円柱形で、一面に花が付き、黄金色の多数の毛が突き出すので、外見は長いブラシ状になり先端が垂れ下がります。
エノコログサの葉は、長さ20cm、幅1cm程の披針形で互生して付きます。表面は艶が無い緑色で、裏面は艶がある濃い緑色です。
エノコログサの名称
夏から秋頃にかけて付ける花穂が、犬の尾に似ていることから「犬っころ草（イヌッコロクサ）」から転じて「エノコログサ」という名称になったと言われています。
エノコログサの利用
エノコログサは食用としては認識されていませんが、イネ科植物であり基本的には穀物です。また、栗の原種であるため食用として使用できます。
また、「猫じゃらし」の名で知られる通り、根元から切り取ったエノコログサを猫の目の前で振ると、猫がじゃれて遊びます。
エノコログサの詳細情報
| 園芸分類 | 草花 |
| 性質 | 一年草 |
| 開花時期 | 7月〜11月 |
| 花色 | 黄金色 |
| 栽培難易度 | |
| 耐寒性 | 弱い |
| 耐暑性 | 強い |
| 耐陰性 | 普通 |
エノコログサの詳しい育て方
エノコログサは世界の温帯地方原産で、日本では全国に分布して、山野や荒れ地にも自生し、種内変異も多くあります。日本には縄文時代に、アワ作と共にアワの雑草として伝わったものと言われています。
エノコログサの苗植え
苗植えの適期は3月〜4月頃です。多少日当たりが悪い環境でも育ちますが、日当たりの良い場所が好みです。用土は選びませんので、赤玉土に腐葉土を混ぜた一般的な用土に植え付けて、たっぷり水やりをしましょう。
エノコログサの水やり・肥料
土が乾燥したらたっぷり水やりをしましょう。
肥料はあまり必要としません。
エノコログサの害虫や病気
エノコログサは病害虫の心配はありません。
エノコログサの剪定
エノコログサは特に剪定や、お手入れは必要はありません。
エノコログサの誕生花・花言葉
エノコログサは「10月4日」の誕生花です。
エノコログサの花言葉は「遊び」「愛嬌」です。
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エノコログサのまとめ
エノコログサは雑草としてどこでも見かけることができます。ブラシ状の花穂が特徴的で、猫じゃらしとして古くから親しまれています。
育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非エノコログサを育ててみてはいかがでしょう！