ギンヨウアカシア(ミモザ)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説

ギンヨウアカシアの花

こちらでは、ギンヨウアカシア(ミモザ)の植物図鑑と育て方を私の経験を元にわかりやすく解説します。
造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
 あっちゃん
 あっちゃん
 
 

この記事の監修者

造園職人あっちゃんプロフィール

ギンヨウアカシアとは

ミモザのリース

 

植物名   ギンヨウアカシア


学 名   Acacia baileyana


和 名   銀葉金合歓


別 名   ミモザ/ ハナアカシア


英 名   Cootamundra wattle


科 名   マメ科


属 名   アカシア属


 

アーティフィシャルグリーン【グリーンピース】

 

ギンヨウアカシアの特徴

ギンヨウアカシアの葉

 

ギンヨウアカシアは樹高5m〜10m程になるマメ科の常緑小高木です。日本では2月〜3月頃に開花します。

ギンヨウアカシアの花は、枝先に球状の頭状花序がさらに総状に集まって、長さ5cm~10cm程の花序を出し、多数の鮮黄色の花を密に付けます。

ギンヨウアカシアの葉は、小枝に螺旋状に互生する長さ4cm~6cm程の2回羽状複葉です。葉は銀灰色で、2~6対の羽片からなり、それぞれの羽片には長さ6mm程の小葉が12~20対付きます。

ギンヨウアカシアの果実は、赤褐色で長さ7cm、幅1cm程の扁平な豆果です。

 

ギンヨウアカシアの名前

アカシア属の樹木はほとんどが「アカシア」という総称で呼ばれています。本種のギンヨウアカシアは、葉がメタリックな色合いから銀葉(ギンヨウ)のアカシアという名前が付けられました。

ギンヨウアカシアは、切り花や生け花に使われ、「ミモザ」という名前で流通しています。また、フランスでミモザと呼ばれるのは「フサアカシア」という品種で、ギンヨウアカシアより葉や花が大きく、葉の色合いも落ち着いた緑色をしています。

ギンヨウアカシアや、フサアカシアも「ミモザ」と呼ばれていますが、本来「ミモザ」とは「オジギソウ(お辞儀草)」を指す言葉です。

日本には、明治時代に輸入された「ニセアカシア」を当時アカシアと呼んでいたことから現在でも混同されますが、ニセアカシアは別属の樹木です。

 

ギンヨウアカシアの詳細情報

園芸分類庭木・生け花
性質常緑小高木
開花時期2月〜3月
花色鮮黄色
栽培難易度
耐寒性普通
耐暑性強い
耐陰性普通
 
 

ギンヨウアカシアの詳しい育て方

ギンヨウアカシアの果実

ギンヨウアカシアはオーストラリア原産で、南半球の亜熱帯~熱帯地域に約1000種以上が分布しています。鮮やかな黄色い花を咲かせた樹形姿が美しく、庭木として植栽されたり、切り花や生け花として、「ミモザ」の名前で流通しています。

 

ギンヨウアカシアの苗植え

苗植えの適期は3月〜5月と9月〜10月頃です。日当たりが良く、風通しの良い場所が適しています。日当たりが悪いと花付きが悪くなってしまいます。

用土は水はけの良い土を好みますので、市販の花の培養土を使いましょう。また、ギンヨウアカシアは幹が細く、苗木のうちは強風で折れやすいため、支柱を立てて支えてあげましょう。

ギンヨウアカシアは根がよく伸びるので、鉢植えで育てる場合は毎年植え替えをしましょう。植え替えの際、根を傷つけると枯れてしまうので、古い鉢から土ごと取り出して、土は崩さないように慎重に、少し大きな鉢に植え替えましょう。

 

ギンヨウアカシアの水やり・肥料

根付くまでは表面が乾いたら水やりをしましょう。根付いてからは降雨で問題ありませんが、夏の日照りのときは水やりをしましょう。鉢植えの場合は、土がしっかりと乾いてから水やりをしましょう。

ギンヨウアカシアはマメ科植物で、根に窒素を吸収する菌が住んでいて、肥料がなくても育ちます。そのため、肥料が多いと育ちが悪くなってしまいます。

 
 

ギンヨウアカシアの害虫や病気

害虫はカイガラムシなどが発生することがあります。葉を食害されることがありますので、見つけたら取り除き、薬剤散布で防除しましょう。

ギンヨウアカシアは病気の心配は特にありません。

 

ギンヨウアカシアの剪定

剪定は花が咲き終わってから、翌年の花芽ができる前の4月〜7月頃までが適期です。苗木から育てる場合は、枝数を増やして整った樹形を作っていくことが当面の剪定となります。

成長した株の高さを抑えたい場合は、好みの高さになった時点で、幹の先端を切り詰めましょう。大きくなった株の剪定は、長く伸びた枝を切り詰めて、混み合った部分は間引きましょう。また、強風による倒伏を防ぐためにも、長く伸びた枝を切り詰めるのは特に大切な作業です。

 

ギンヨウアカシアの収穫

ギンヨウアカシア(ミモザ)の花は切り花としても人気があります。開花した花を枝ごと切り取り、ドライフラワーやスワッグ、リースの材料として使用できます。

 

グリーンライフイノベーションの画像1

 

ギンヨウアカシアの誕生木・誕生花・花言葉

ギンヨウアカシアの花の拡大

フサアカシアは「3月2日」の誕生木です。

ギンヨウアカシアは「3月13日」の誕生木です。

ギンヨウアカシアは「2月14日」「4月9日」の誕生花です。

アカシア(ミモザ)の花言葉は「友情」「優雅」です。

オレンジ色のミモザの花言葉は「上品」「エレガント」です。

黄色のミモザの花言葉は「秘密の恋」です。

「秘密の恋」という花言葉は、インディアンの若い男女が愛を告白する際にアカシアの花を用いたことにちなむと言われています。

 

ギンヨウアカシアのアーティフィシャルグリーン

ギンヨウアカシアの花
 
みなさん、アーティフィシャルグリーンをご存知でしょうか?
アーティフィシャルグリーンとは、天然素材を使って、本物そっくりに作られた植木や花、観葉植物のことです。
 あっちゃん
 あっちゃん
 

本物の樹木とは違い、アーティフィシャルグリーンだけの魅力やメリットがたくさんあります。

こんなメリットが!

  • 樹木の種類や大きさ、樹形、鉢などお好みのオーダーメイドが可能です。
  • 落ち葉や害虫、病気の心配もなく、お部屋を汚しません。
  • 日光に当てなくても枯れないので、置き場所を選びません。
  • 天然の樹木と違い、枯れる心配がなく水やりや剪定など、お手入れの手間がありません。
  • 光触媒加工を施すと、目に見えないウイルス・雑菌・悪臭・カビ菌などを分解して、空間をキレイにする効果もあります。
 

ホームセンターなどで販売している造花やアーティフィシャルは、どうしても偽物とわかってしまい、観賞価値がありません。

 
これはもう本物です!

グリーンピースのアーティフィシャルグリーンは、日本の職人が国内で作る業界最高のクオリティです。近くで見ても本物と見間違うほどの圧倒的クオリティで、景観や観賞価値を損ないません。

 

お好みの樹木をお好みの大きさにオーダーメイドも可能で、天然木を使ったMADE IN JAPANのアーティフィシャルグリーンは個人のご自宅をはじめ、さまざまな商業施設や有名施設でも採用され、多くの方に楽しまれています。実際の施工例などもご紹介しておりますので、ぜひ下のページも御覧ください。

 
 

ギンヨウアカシアのまとめ

ギンヨウアカシアの木

ギンヨウアカシアはいかがでしたか?
ギンヨウアカシアは鮮黄色の花をたくさん咲かせ、美しい姿が庭木としても人気があり、「ミモザ」という名前で生け花や切り花としても人気があります。
育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非ギンヨウアカシアを育ててみてはいかがでしょう!
 あっちゃん
 あっちゃん