造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
この記事の監修者
ゴールドクレストとは
植物名 ゴールドクレスト
学 名 Cupressus macrocarpa 'Goldcrest'
和 名 ゴールドクレスト
別 名 モントレーイトスギ
英 名 Gold Crest
科 名 ヒノキ科
属 名 イトスギ属
ゴールドクレストの特徴
ゴールドクレストは樹高3m〜15m程になるヒノキ科の常緑針葉高木です。「モントレーサイプレス」の園芸品種で、日本で最もよく目にするコニファーの一つです。
幹はまっすぐに伸びて、枝葉は密集しながら斜上し、ボリュームのある円錐形になります。
ゴールドクレストの花は、5月〜6月頃に金平糖に似た白い小花を咲かせます。
ゴールドクレストの葉は鱗状で緑色から黄金色になり、葉を揉むと芳香がします。
ゴールドクレストの詳細情報
園芸分類 | 庭木・観葉植物 |
性質 | 常緑針葉高木 |
開花時期 | 5月〜6月 |
花色 | 白色 |
栽培難易度 | |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
耐陰性 | 普通 |
ゴールドクレストの詳しい育て方
ゴールドクレストはアメリカのカルフォルニア海岸が原産で、日本でもよく目にする植物ですが、風や雪で倒れやすく、折れやすい性質で、葉が密に茂り蒸れやすいので日本の気候には向いてないと言われていますが、全国的にも広く流通しています。
ゴールドクレストの苗植え
苗植えの適期は3月と9月頃です。日当たりが良く風通しの良い場所を好みます。用土は市販の観葉植物用の土で大丈夫です。
植え穴は根鉢の2倍程の穴を掘って植え付けます。複数株を植える場合は、蒸れないように株間は木1本分空けるように植え付けましょう。
また、ゴールドクレストは根が浅いため強風で倒れてしまうので、支柱を立てて固定しましょう。
ゴールドクレストの水やり・肥料
水切れや乾燥に弱いので、春〜秋にかけては土が乾燥したらたっぷりと水やりをしましょう。休眠期となる冬は土が乾燥して3日程経ってから水やりをするように、乾燥気味に管理しましょう。
肥料は、生育が盛んになってくる3月と6月頃に、緩効性化成肥料を株元に与えましょう。
ゴールドクレストの害虫や病気
害虫はアブラムシやカイガラムシ、ハダニなどが発生することがありますので、葉が乾燥している時は霧吹きで全体に葉水を与えましょう。ひどい時は薬剤散布で防除しましょう。
病気は赤さび病があります。菌が繁殖すると近くの葉枝へ感染していきますので、病気の部位は全て取り除き、殺菌剤を散布して被害を食い止めましょう。
ゴールドクレストの剪定
ゴールドクレストは、自然に円錐状の形に樹形が整う性質ですが、成長が早くどんどんボリュームが出てきます。樹高をこれ以上大きくしたくない時は、芯止めを行います。幹の太い所を切ることで背が高くなることを止めることが出来ます。
また、不要な枝を切り戻して整理し、ボリュームを抑えるように刈り込みで形を整えましょう。このときに金属の剪定鋏だと切り口が変色したり、傷んだりするので、葉の先端を1cm程手で摘み取りましょう。
ゴールドクレストの誕生木・誕生花・花言葉
ゴールドクレストは「12月25日」の誕生木です。
ゴールドクレストは「12月1日」の誕生花です。
ゴールドクレストの花言葉は「不変」「永遠」「真っ直ぐに生きる」です。
ゴールドクレストは放任しても、まっすぐ上に伸びて成長します。また、年間を通して葉が落ちず、姿を変えない事からこれらの花言葉が付いたと言われています。
ゴールドクレストのアーティフィシャルグリーン
アーティフィシャルグリーンとは、天然素材を使って、本物そっくりに作られた植木や花、観葉植物のことです。
本物の樹木とは違い、アーティフィシャルグリーンだけの魅力やメリットがたくさんあります。
こんなメリットが!
- 樹木の種類や大きさ、樹形、鉢などお好みのオーダーメイドが可能です。
- 落ち葉や害虫、病気の心配もなく、お部屋を汚しません。
- 日光に当てなくても枯れないので、置き場所を選びません。
- 天然の樹木と違い、枯れる心配がなく水やりや剪定など、お手入れの手間がありません。
- 光触媒加工を施すと、目に見えないウイルス・雑菌・悪臭・カビ菌などを分解して、空間をキレイにする効果もあります。
ホームセンターなどで販売している造花やアーティフィシャルは、どうしても偽物とわかってしまい、観賞価値がありません。
グリーンピースのアーティフィシャルグリーンは、日本の職人が国内で作る業界最高のクオリティです。近くで見ても本物と見間違うほどの圧倒的クオリティで、景観や観賞価値を損ないません。
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ゴールドクレストのまとめ
ゴールドクレストはコニファーの仲間ではよく目にする品種で、一般的な円錐形からトピアリーにも仕立てられ、鉢植えから庭木まで人気のある樹木です。
育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非ゴールドクレストを育ててみてはいかがでしょう!