造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
この記事の監修者
ハエトリグサとは
植物名 ハエトリグサ
学 名 Dionaea muscipula
和 名 蠅捕草
別 名 ハエトリソウ / ハエジゴク
英 名 Venus Flytrap
科 名 モウセンゴケ科
属 名 ハエトリグサ属
ハエトリグサの特徴
ハエトリグサは草丈30cm程になるモウセンゴケ科の多年草の食虫植物です。ハエトリグサは葉を素早く閉じて虫などを捕食する性質があります。
ハエトリグサはの茎は短く、地中にあって僅かに横に這い、多数の葉をロゼット状に広げます。
ハエトリグサは5月〜7月頃に花を咲かせます。この花は、葉と別に長さ15cm~30cm程の花茎が伸びて、5個〜10個程の白い花が咲きます。
ハエトリグサの葉は、長い葉柄の先端に二枚貝のような葉があり、葉の周辺にはトゲが並んでいます。葉の内部が鮮やかな赤色になり、感覚毛と呼ばれるセンサーが3本あります。ここに昆虫などが触れると約0.5秒の速さで葉を素早く閉じて捕獲し、消化液で溶かして捕食します。
ハエトリグサの葉を閉じる行動は相当のエネルギーを必要とし、葉には寿命があります。一枚の葉が虫を捕らえられる回数は4〜5回程と言われています。また、捕食は栄養塩を吸収するためであり、仮に全く捕食できなくても、光合成で生産したエネルギー源で生き続けることが出来ます。
ハエトリグサの詳細情報
園芸分類 | 食虫植物 |
性質 | 多年草 |
開花時期 | 5月〜7月 |
花色 | 白色 |
栽培難易度 | |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 普通 |
耐陰性 | 普通 |
ハエトリグサの詳しい育て方
ハエトリグサの原産は北アメリカで、球根の輸出入はワシントン条約で禁止されていますが、栽培繁殖されたものや品種改良されたハエトリグサは日本でも数種類が流通しています。
ハエトリグサの苗植え
ハエトリグサは性質上庭植えではなく、鉢植えで育てます。苗植えの適期は12月〜翌2月頃です。用土は水苔単体か、小粒の赤玉土に鹿沼土、ピートモスをブレンドしたものを使いましょう。置き場所は、日当たりが良く風通しの良い場所を好み、真夏の暑い時期は半日陰に移動しましょう。
ハエトリグサの水やり・肥料
ハエトリグサは湿地帯に自生する植物なので、湿った環境を維持しましょう。浅めのお皿に水を高さ1〜2cm程入れて、そこに鉢を置いて底面から吸水させる「腰水栽培」をすると、用土を湿った状態に保てます。
ハエトリグサに肥料は必要ありません。また、虫などを与える必要もありません。
ハエトリグサの害虫や病気
害虫はアブラムシやハダニなどが発生することがあります。害虫が発生すると株が弱ってしまったり、観賞価値が下がってしまうので、見つけたら取り除き、薬剤散布で防除しましょう。
ハエトリグサは病気の心配は特にありません。
ハエトリグサの剪定
開花後に結実するとエネルギーを消費し、株が弱ってしまうことが多いので種を採取しない場合は、早めに花がらを摘み取りましょう。
ハエトリグサの花言葉
ハエトリグサの花言葉は「嘘」「魔性の愛」です。
花言葉の由来は、ハエトリグサは葉の縁にある蜜腺から甘い蜜を分泌し、虫を引き寄せる姿が虫を誘惑していることに例えられ「嘘」や「魔性の愛」という花言葉が付けられたと言われています。
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ハエトリグサのまとめ
ハエトリグサは、その怖い見た目とは裏腹にとても綺麗な花を咲かせ、育ててみるとその可愛さに魅了されてしまう魅惑の植物です。
慣れてしまえば育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非ハエトリグサを育ててみてはいかがでしょう!