ヒャクニチソウ(百日草)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説

ヒャクニチソウの花

こちらでは、ヒャクニチソウ(百日草)の植物図鑑と育て方を私の経験を元にわかりやすく解説します。
造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
MIDORI
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この記事の監修者

フラワーショップ店長【ミドリ】プロフィール

ヒャクニチソウとは

ヒャクニチソウの群生

 

植物名   ヒャクニチソウ


学 名   Zinnia elegans Jacq.


和 名   百日草


別 名   長久草(チョウキュウソウ)/ 浦島草(ウラシマソウ)


英 名   Common zinia


科 名   キク科


属 名   ヒャクニチソウ属


 

グリーンライフイノベーションの画像2

 

ヒャクニチソウの特徴

ヒャクニチソウの黄色い花

 

ヒャクニチソウは草丈30cm〜90cm程になるキク科の一年草です。日本では6月〜11月頃に開花します。

ヒャクニチソウの花は、茎の先端に一輪の頭状花序を付けます。花序の外側には一列の舌状花が並ぶのは雌性で、その内側で筒状花を多数付けるのは両性です。いずれの花も稔性があります。舌状花は原種では赤みを帯びた紫から淡い紫で、筒状花は黄色から橙色になります。総苞は円形、総苞片は鱗片状で上部のものは黒っぽくなります。

ヒャクニチソウの葉は対生し、長さ4cm~10cm程の長卵形で、硬い粗毛が生えて、葉柄はなく基部はやや茎を抱きます。

ヒャクニチソウの果実は痩果で、雌性と両性のどちらにも付きます。舌状花の痩果は幅が広く、筒状花の痩果は幅が狭くなります。

 

ヒャクニチソウの名前

ヒャクニチソウという名前は、花が百日間も咲き続ける程に寿命が長いことから名付けられました。また、花の寿命が長いことから「ウラシマソウ(浦島草)」や「チョウキュウソウ(長久草)」という別名もあります。

また、同じように長期間開花する似ている名前の花に「ニチニチソウ(日々草)」という植物がありますが、こちらはキョウチクトウ科なので全く別種の植物です。

 

ヒャクニチソウの詳細情報

園芸分類草花・切り花
性質一年草
開花時期6月〜11月
花色赤色・ピンク色・他
栽培難易度
耐寒性弱い
耐暑性強い
耐陰性やや弱い
 
 

ヒャクニチソウの詳しい育て方

ヒャクニチソウのポンポン咲き

ヒャクニチソウはメキシコの原産で、園芸品種も多数あり、世界各地で栽培されています。夏花壇の花として八重咲きやねじれ咲き、ポンポン咲きなど、花色も多く、鉢植えやプランター、花壇用として矮性品種もあり、花弁が丈夫で色あせしにくいことから切り花としても利用されています。

 

ヒャクニチソウの種まき

種まきの適期は4月〜6月頃で、発芽適温は20℃〜25℃です。また、発芽日数は7日〜10日程です。箱かまき床にすじまきし、5mm程覆土して水やりをしましょう。発芽するまでは新聞紙などで覆い、乾かさないように管理しましょう。

発芽したら日当たりの良い環境で管理し、葉っぱが4〜5枚になったら鉢や庭に植え付けましょう。また、ヒャクニチソウは直根性なのでポット内部に根が広がり切る前に、根鉢を崩さないように植え付けましょう。

 
 

ヒャクニチソウの苗植え

苗植えの適期は4月〜6月頃です。日当たりの良い場所を好みます。日光が不足すると花付きが悪くなります。用土は有機質に富む水はけのよい土を好むので、庭土に腐葉土とたい肥を混ぜながら耕して植え付けたら、たっぷりと水やりをしましょう。鉢植えの場合は6号に1苗が目安です。

 

ヒャクニチソウの水やり・肥料

庭植えの場合は、降雨だけで問題ありませんが夏場など乾燥するときは水やりをしましょう。鉢植えの場合は、土が乾いたら水やりをしましょう。

ヒャクニチソウは長い期間花が咲くため、肥料が切れると花が少なくなります。開花期間中は、液体肥料を1週間に1回程度与えましょう。

 

ヒャクニチソウの害虫や病気

害虫はアブラムシ、ハダニ、ヨトウムシなどが発生することがあります。食害されると株が弱ってしまうため、見つけたら取り除き、薬剤散布で防除しましょう。

病気はうどんこ病、灰色かび病があります。うどんこ病は葉の表面にカビの胞子が付き、白い粉をかけたようになります。梅雨の長雨に当たると病気になりやすいため、雨の当たらない場所や、風通しの良い場所で育てましょう。

 

ヒャクニチソウの切り戻しと花柄摘み

花が一通り咲いた6月〜7月頃に切り戻しをして、風通しを良くして秋以降の開花を多くしましょう。地上から三節ほど残して切り戻し、脇芽を増やして大きな株に育てましょう。切り戻してから1ヶ月程でまた開花します。

花後、花びらは自然に落ちた後に、萼や花柄が長く残ります。それを放置すると病気の発生源になるため、こまめに取り除きましょう。

 

グリーンライフイノベーションの画像2

 

ヒャクニチソウの誕生花・花言葉

ヒャクニチソウの花の拡大

 

ヒャクニチソウは「7月26日」「8月14日」「10月3日」の誕生花です。

ヒャクニチソウの花言葉は「絆」「幸福」「遠い友を思う」「注意を怠るな」「いつまでも変わらぬ心」などがあります。

 

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ヒャクニチソウの花
 
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ヒャクニチソウのまとめ

ヒャクニチソウの白い花

ヒャクニチソウはいかがでしたか?
ヒャクニチソウは、大輪から小輪、花形や花色など品種が多く、鉢植えやプランター、花壇用に利用され、花弁が丈夫で色あせしにくいことから切り花としても楽しまれています。
育てるのは比較的簡単なので、みなさんも是非ヒャクニチソウを育ててみてはいかがでしょう!
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