イタリアンパセリの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説

イタリアンパセリの葉

こちらでは、イタリアンパセリの植物図鑑と育て方を私の経験を元にわかりやすく解説します。
造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
MIDORI
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この記事の監修者

フラワーショップ店長【ミドリ】プロフィール

イタリアンパセリとは

イタリアンパセリの食材

 

植物名   イタリアンパセリ


学 名   Petroselinum neapolitanum


和 名   イタリアンパセリ


英 名   Italian parsley


科 名   セリ科


属 名   オランダゼリ属


 

グリーンライフイノベーションの画像2

 

イタリアンパセリの特徴

イタリアンパセリの群生

 

イタリアンパセリは草丈60cm程になるセリ科の多年草です。イタリア料理で使われているハーブの一つです。

イタリアンパセリは6月〜7月頃に、花茎に複散形花序を伸ばし、径2mm程の5弁花で黄緑色の花をたくさん付けます。

イタリアンパセリの葉は対生し、長さ2cm〜5cm程の3出複葉で、濃い緑色をして表面には光沢があります。

イタリアンパセリの茎には溝がありよく枝分かれします。また、果実は蒴果で茎や葉、種にも香りがあります。

 

イタリアンパセリの食用

イタリアンパセリは、アピオールとピネンが香りの主成分となり、βカロテンや、ビタミンC、カルシウムなどの栄養素を含みます。 イタリアンパセリを細かく刻んで、料理のソースやドレッシングなどに利用されたり、そのままちぎって料理に添えられたりと、主にイタリア料理の香味野菜として使われています。

日本の「パセリ(オランダゼリ)」に比べると葉が平たく、風味や香りが柔らかい特徴があります。「パクチー」の代わりに使われることもあります。

 

イタリアンパセリのコンパニオンプランツ

イタリアンパセリと一緒に作物などを植えることで、害虫被害を減らしたり、風味を増したりといった良い効果を生み出すコンパニオンプランツとしても利用されています。

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イタリアンパセリの詳細情報

園芸分類ハーブ
性質多年草
開花時期6月〜7月
花色黄緑色
栽培難易度
耐寒性強い
耐暑性普通
耐陰性やや弱い
 
 

イタリアンパセリの詳しい育て方

イタリアンパセリの栽培

イタリアンパセリは地中海沿岸地域原産で、日本の家庭でも比較的簡単に栽培できるハーブです。また、イタリアンパセリは多年草ですが、2年間掛けて生育する二年草です。

 

イタリアンパセリの置き場所

イタリアンパセリは日当たりが良く風通しの良い場所が好みで、日光を好みますが、日光に当てすぎると枯れてしまうことがあるので、夏の暑い時期は明るい半日陰などで管理しましょう。

 

イタリアンパセリの種まき

種まきの適期は3月〜5月頃で、発芽温度は20℃前後です。用土は一般的な赤玉土と腐葉土を混ぜたものや、市販のハーブ用培養土を使って植え付けましょう。

種をまいたら薄く覆土し、たっぷり水やりをしましょう。しっかりと日光に当てて、乾燥させないように管理しましょう。発芽日数は14日〜20日程で、本葉が2〜3枚出てきたら混み合った芽を間引きましょう。

 

イタリアンパセリの苗植え

苗植えの適期は4月〜5月と9月〜10月頃です。用土に元肥として緩効性肥料を与え、ポットから根鉢を崩さないように取り出し、浅めに植え付けてたっぷりと水やりをしましょう。地植えの場合、株の間は15cm程間隔を開けて植え付けましょう。

 

イタリアンパセリの水やり・肥料

イタリアンパセリは乾燥に弱いので、土がしっかりと乾燥する前に水やりをしましょう。乾燥がひどい時は地面に腐葉土などを敷き、マルチングして乾燥を防ぎましょう。また、冬の休眠期は乾燥気味に管理しましょう。

イタリアンパセリは肥料が足りないと葉が変色しますので、成長期の3月〜6月頃は5日〜10日に1回薄めた液体肥料を水やり代わりに与えましょう。

 

イタリアンパセリの害虫や病気

害虫はアブラムシやハダニが発生することがあります。食害されると風味が落ちてしまうので、見つけたら取り除き、薬剤散布で防除しましょう。

病気はうどんこ病があります。葉などにうどん粉をまぶしたように白くなります。そのままにしておくと、茎や株全体に蔓延してしまうので、見つけたら葉を取り除き、殺菌剤を散布して被害を食い止めましょう。

 

イタリアンパセリの花芽摘み

美味しいイタリアンパセリを収穫するためには、花芽を摘み取りましょう。花芽が残っていると、栄養が花へ流れてしまい、茎が固くなり香りが損なわれてしまいます。食用のハーブとして栽培している場合は花芽や蕾を見つけたらすぐに摘み取りましょう。

また、種を採取する場合は、花を咲かせて採取するので、ハーブ用と分けて栽培した方が良いでしょう。

 
 

イタリアンパセリの収穫

イタリアンパセリは1年を通して収穫ができます。種まきから育てた場合でも2ヶ月〜3ヶ月程で収穫できます。混み合った部分を収穫してあげることで、風通しが良くなります。

 

グリーンライフイノベーションの画像2

 
 
 

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イタリアンパセリのまとめ

イタリアンパセリを乗せたスパゲッティ

イタリアンパセリはいかがでしたか?
イタリアンパセリは優しい風味がお肉にも、お魚にも、スープやサラダなどいろいろな料理に使いやすいハーブです。
育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非イタリアンパセリを育ててみてはいかがでしょう!
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