コチョウランの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説

こちらでは、コチョウランの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説します。
造園業者とフローリストが監修した、植物の特徴から詳しい育て方や収穫方法など、植物の写真や誕生花、花言葉まで様々な情報をご紹介します。
 

コチョウランとは

 

植物名   コチョウラン


学 名   Phalaenopsis aphrodite


和 名   胡蝶蘭


英 名   Orchid


科 名   ラン科


属 名   コチョウラン属


 

 

コチョウランの特徴

コチョウランは草丈100cm程になる多年草です。お祝いや引っ越しなどの贈り物の定番として人気のお花です。

コチョウランの花は、葉腋から長さ50cm〜80cm程の弓状に伸びる花茎に数個〜数十個の花を咲かせます。花は白く、側花弁が幅広く、花全体が丸く見えます。唇弁は黄色を帯びて、赤味のある斑紋が出ます。

開花時期は1月〜5月頃ですが、現代では温度管理などにより1年中開花させることができます。また、花径が10cm以下は「ミディ胡蝶蘭」、10cm以上を「大輪胡蝶蘭」と大きさで分けたり、ピンクや黄色、緑、紫などの花色もあります。

中型のコチョウランで「胡蝶蘭アマビリス」という名で流通しています。本来アマビリスとは、コチョウランの原種で同じ種属の別の花ですが、アマビリスを交配して作られたコチョウランの通称として使われています。

コチョウランの葉は互生し、短い茎に幅広の長楕円形で肉厚の葉を数個付けます。

コチョウランは本来、樹木に根を着生させて、木から養分を摂って生活している着生生物です。

 

コチョウランの詳細情報

園芸分類ラン・切り花
性質多年草
開花時期1月〜5月
花色白色・黄色・紫色・他
栽培難易度
耐寒性弱い
耐暑性強い
耐陰性普通
 

コチョウランの詳しい育て方

コチョウランは東南アジアの熱帯地域原産で、日本でも各地で生産が盛んに行われていて、愛知県が生産量日本一です。

熱帯地方が原産なので、寒さに弱い植物ですが、温度管理されたハウス栽培で一年を通して開花したコチョウランが流通していて、贈答品として重宝されています。

 

コチョウランの置き場所

コチョウランは寒さと乾燥に弱い植物なので、明るい室内で管理しましょう。日光は必要なのですが、直射日光に長く当てていると葉焼けしてしまうので、窓辺などでレースのカーテンを通して日光に当てて上げるか、半日陰で管理しましょう。

ただし、外気温が低い場合窓辺から離して管理しましょう。コチョウランは10℃以下で弱り、7℃以下で枯れてしまいます。理想は15℃以上ですが、冷暖房に当たると枯れてしまいます。また、湿度も必要で、加湿器で調整するか、霧吹きで葉水をやり湿度を保ちましょう。

 

コチョウランの植え付け

植え付けの適期は5月〜7月です。用土は土ではなく、水苔やバークチップを使用しましょう。水苔の場合は素焼き鉢、バークチップはプラスチック製の鉢がオススメです。

ポットから株を取り出します。根を傷つけないように、根に付いている水苔やバークチップを取り除き、根を優しくほぐしましょう。この時、黒や茶色くなって傷んでいる根はハサミで切り取りましょう。ハサミはアルコールなどで消毒してから使いましょう。

新しい水苔にたっぷり水分を含ませ、球状にして根で包みます。さらに水苔を被せながら鉢の中へ詰め込み、隙間は水苔で埋めましょう。

植え替え直後は1週間程水やりをせずに、明るい半日陰で管理しましょう。

 

コチョウランの支柱立て

コチョウランの花向きを揃えるために、支柱を立てましょう。市販のラン用の支柱か、針金でも大丈夫です。花茎が15cm程に伸びたら、根を傷つけないように支柱を立てて、ラン用のクリップやテープで花茎を支柱に固定します。花茎は柔らかいので、折らないように注意しましょう。

成長に合わせて花茎を誘引させます。真っ直ぐ上に伸ばしても綺麗に咲きますし、市販されているような手前にカーブさせても格好良く仕立てられます。

 

コチョウランの水やり・肥料

水の与え過ぎは根腐れの原因になります。水苔を触って濡れている間は水を与えません。水苔がしっかり乾燥してから水やりをしましょう。また、冬はあまり水を必要としませんので、水苔が乾燥してから数日後に水やりをしましょう。

水苔は乾燥すると、鉢に水を入れても吸収しにくいので、水苔がしっかり水を吸収するように、何度か水を掛けてあげて、水苔がちゃんと濡れている状態にしましょう。また、受け皿に溜まった水は捨てましょう。

コチョウランの生育や開花には肥料が必要です。5月〜9月頃の間は2週間に1回、ラン専用の液体肥料を薄めて水代わりに与えましょう。

また、真夏の暑い時期や、弱って元気の無い株には肥料は与えないようにしましょう。

 

コチョウランの害虫や病気

害虫はカイガラムシ、ナメクジ、ハダニなどが発生することがあります。見つけたら取り除き、薬剤散布で防除しましょう。

病気は炭疽病、軟腐病、灰色かび病があります。軟腐病の原因は細菌で、株が弱り腐ってしまいます。この病気に感染したら治療は難しいので処分しましょう。

 

コチョウランの剪定・花がら摘み

花が終わったら、花がらを摘み取りましょう。また、傷んで透けてしまった花も摘み取りましょう。

花が咲き終わった花茎の、下から2~3節を残して切ると、残った節から花芽が伸びてきます。葉の少ない株や葉が垂れて弱っている場合は、花茎を根元から切り取り、株を回復させましょう。

 

 

コチョウランの誕生花・花言葉

コチョウランは「1月17日」の誕生花です。

コチョウランの花言葉は「清純」「幸福が飛んでくる」です。

白のコチョウランの花言葉は「純粋」です。

ピンクのコチョウランの花言葉は「あなたを愛します」です。

青のコチョウランの花言葉は「愛」「尊敬」です。

 

コチョウランのまとめ

コチョウランはいかがでしたか?
コチョウランは贈答品として贈られたり、お店や会社などでよく見かけるお花の一つです。豪華で美しいお花は鉢植えでも切り花でも楽しむことができます。
しっかりとした管理方法なら、何度も楽しむことができるので、みなさんも是非コチョウランを育ててみてはいかがでしょう!
 

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