レモンの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説

こちらでは、レモンの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説します。
造園業者とフローリストが監修した、植物の特徴から詳しい育て方や収穫方法など、植物の写真や誕生花、花言葉まで様々な情報をご紹介します。
 

レモンとは

 

植物名   レモン


学 名   Citrus limon


和 名   檸檬


英 名   lemon


科 名   ミカン科


属 名   ミカン属


 

 

レモンの特徴

レモンの木は樹高2m〜7m程になる常緑小高木です。枝には太く短い棘があります。

レモンの花は5月〜6月頃、強い香りがする5花弁の花を総状花序に咲かせます。蕾は赤みを帯び、開花すると白色ですが、紫色を帯びることもあります。

レモンの葉は互生する単葉ですが、これは複葉が退化したもので、長さ10cm、幅5cm程の楕円形で翼がなく、厚みがあり縁には鋸歯(きょし)があります。

レモンの果実は、長さ7cm〜15cm程の卵形で先端が乳頭状になり、緑色〜黄色に熟し、12月〜翌3月頃に収穫されます。

レモンはビタミンが豊富で、酸味があり香りも強く、爽やかな味わいで人気の果実です。料理やスイーツ、お酒、ジュースなど様々な形で利用されています。

 

レモンの利用

レモンはビタミンが豊富で、香りや酸味が強く、爽やかな味わいで人気の果実です。料理やスイーツ、お酒、ジュースなど様々な形で利用されています。

 

レモンの果実

レモンの最も重要な用途は、果汁を食用に利用することです。レモンは非常に酸味が強く、果汁を絞ってそのまま食酢やドレッシングとして使用するのが一般的です。果実のまま料理に添えて、食べる際に果汁を絞り、唐揚げや豚カツなどの揚げ物、生牡蠣やサンマなどにかけることもあります。

イタリアやスペイン、ブラジルなどはレモンを料理に多用することで知られていて、様々なレモンを使用した料理や飲み物、カクテルが存在します。

砂糖と合わせるとさわやかで甘酸っぱい味となり、製菓材料としても好まれます。ジュースやレモネード、レモンスカッシュなどの清涼飲料水に加工したり、レモンゼリーやレモンタルト、レモンメレンゲ、レモンパイなど、レモンを使用した菓子は数多く存在します。また、味に強みを持たせる目的で調理や製菓に使われることもあります。

 

レモンの皮

レモンの皮には、他の柑橘類の皮と同じ「ペクチン」という成分が多く含まれるため、マーマレードなどに加工されています。また、実をくり抜いたレモンの皮の中にゼリーなどを流し込み、お菓子を作ることもあります。

レモンの皮を砂糖で煮つけ、グラニュー糖をまぶしたものはレモンピールと呼ばれ、ケーキなどの洋菓子に使用される製菓材料となります。また、カクテルに風味をつけるため、すりおろしたレモンの皮を絞りかけることも同じくレモンピールと呼ばれています。

レモンの皮を使ったリキュールで、レモンの果皮を純アルコールに漬けた後に取り出し、砂糖水を加えて1週間から1ヶ月程置いたものを、リモンチェッロと言います。

 

レモンの葉

レモンの葉は、料理の調味料として用いられ、広東料理のスープでは定番の薬味として使用されます。

 

レモンの果汁

レモンには大量のクエン酸が含まれていて、これを利用して水垢や汚れを落とすことができるため、家庭内で掃除に用いられることがあります。また、リンゴなどの切り口が褐色に変色しやすいものにレモン汁をかければ、変色を抑えることができます。

また、レモンにはビタミンCも多く含むことから、美白や美顔用の材料として用いられることがありますが、効果はハッキリしておらず、皮膚の炎症リスクもあるため、レモン果汁を顔などに塗ることは避けましょう。

 

レモンの詳細情報

園芸分類庭木・果樹
性質常緑小高木
開花時期5月〜6月
花色白色
栽培難易度
耐寒性やや弱い
耐暑性強い
耐陰性やや弱い
 

レモンの詳しい育て方

レモンはヒマラヤ原産で、ヨーロッパから南米など世界各国で栽培され、食べられています。

ハウス栽培などもあり一年を通して流通しているレモンですが、旬は12月〜3月頃です。また、広島県が生産量日本一で県内には多くの名産品があります。

 

レモンの苗植え

苗の植え付けは3月〜6月頃が適期です。日当たりが良く風通しの良い場所が好みです。地植えだけでなく、鉢植えでも育てることができます。

鉢植えの場合、鉢の底に軽石を敷いて、市販の果樹用培養土を3分の1程入れて、苗木を置いたら周りに用土を入れ、苗木を固定し、鉢からたっぷり水やりをしましょう。

地植えの場合は、掘り返した土に腐葉土をたっぷりとすき込んでフカフカの土壌を作り、緩効性化成肥料を混ぜながら植付け、たっぷり水やりをしましょう。

 

レモンの水やり・肥料

鉢植えの場合は土が乾燥したらたっぷりと水やりをしましょう。地植えの場合は降雨でも問題ありませんが、乾燥していたら水やりをしましょう。また、夏の高温期は乾燥しやすいので、しっかりと水やりをして乾燥させないようにしましょう。

肥料は3月、6月、9月、11月の年4回、油粕などの有機肥料か、緩効性化成肥料を与えましょう。

 

レモンの害虫や病気

害虫はアオムシやアブラムシなどが発生することがあります。葉を食害しますので、見つけたら取り除き、薬剤散布で駆除しましょう。

病気はうどんこ病やカイヨウ病があります。カイヨウ病は細菌が原因で、果実や棘が擦れた所に茶色や黒色の斑点ができます。見つけたら取り除き、殺菌剤などで予防しましょう。

 

レモンの摘果

果実を充実させるために摘果を行いましょう。果実が多すぎると風味や味が落ち、株に負担がかかりますので、果実が集中している枝は間引いてあげましょう。

 

レモンの剪定

剪定の適期は3月頃です。風通しを良くし、樹の中まで日が当たるように、混み合っている枝を剪定しましょう。3年程経った大苗は長い枝を切り戻しましょう。また、太い枝を切った場合は癒合剤を切り口に塗りましょう。

 

レモンの収穫

レモンの収穫適期は12月〜3月頃です。緑から黄色に色付く時がタイミングです。実のヘタの部分をハサミやナイフで切り取りましょう。また、10月頃から収穫するグリーンレモンもフレッシュな感じが味わえて人気があります。グリーンのレモンも収穫してから追熟させることもできます。

レモンを収穫する際、枝には棘があるので、長袖に手袋や軍手を着用すると良いでしょう。

 

 

レモンの誕生木・誕生花・花言葉

レモンは「9月13日」の誕生木です。

レモンは「5月20日」「5月22日」「5月24日」「11月12日」の誕生花です。

レモンの花言葉は「誠実な愛」「思慮分別」です。

レモンの花の花言葉は「香気」「心からの思慕」です。

レモンの果実の花言葉は「情熱」「熱意」「陽気な考え」です。

 

レモンのまとめ

レモンはいかがでしたか?
レモンの果実は美味しく、様々な利用方法があるので人気の果樹です。鉢植えでも育てられて、樹高もあまり高くならないので育てやすい樹木です。
育てるのはそんなに難しくなく、収穫の楽しみまであります。みなさんも是非レモンを育ててみてはいかがでしょう!
 

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