ツゲの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説

ツゲの花

こちらでは、ツゲの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説します。
造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
 あっちゃん
 
 

この記事の監修者

造園職人あっちゃんプロフィール

ツゲとは

 
 

植物名   ツゲ


学 名   Buxus microphylla var. japonica


和 名   柘植 / 黄楊


別 名   ホンツゲ / アサマツゲ


英 名   Japanese box tree


科 名   ツゲ科


属 名   ツゲ属


 

アーティフィシャルグリーン【グリーンピース】

 

ツゲの特徴

ツゲは樹高1m〜5m程になるツゲ科の常緑低木です。日本では3月〜4月頃にかけて小さい花を咲かせます。

ツゲは、淡い黄色の花弁の無い花が葉腋から小枝の先端に束生します。花被片は4枚または6枚で、2輪に並び、同形で萼と花弁の区別はありません。

ツゲの葉は対生する単葉で、長さ1cm~3cm程の卵形〜楕円形で、厚みがある革質で光沢があります。

ツゲの果実は楕円形の蒴果で、9月〜10月頃に熟して裂け、2~3個の黒い種子を放出します。

 
 

ツゲの名称

ツゲの和名の語源には諸説あり、細かな葉が次々に層を成すことから「継ぐ」が転訛してツゲになったとする説や、春から梅雨にかけて黄色みを帯びることから「梅雨黄(つゆき)」とする説、木目が丈夫なために「強木目木(つよきめぎ)」とする説などがあります。

また、イヌツゲと区別するために「ホンツゲ」と呼ばれたり、他にも分布する地域により、いろいろな異称(方言)があります。

ツゲの異称(方言)

  • 伊勢地方、朝熊山に分布する「アサマツゲ」
  • 伊豆諸島では「ベンテンツゲ」
  • 八丈島では「ハチジョウツゲ」
  • 御蔵島では「ミクラジマツゲ」
  • 兵庫県では「サワフタギ」
  • 徳島県では「ウツギ」
  • 高知県では「ハマクサギ」
 

ツゲの材

成長に時間が掛かるツゲの材木は、木目が細かく緻密で加工後の狂いが生じにくく、黄色みを帯びて美しいため、古くから細工物の材料として親しまれています。

ツゲの材は印鑑、将棋の駒、櫛、そろばんの珠、三味線のバチ等いろいろなものに利用されています。現代でもツゲ材の将棋の駒は高級品として工芸品や美術品として価値あるものがたくさんあります。

 

ツゲとイヌツゲの見分け方

ツゲに似て、小さく厚い葉が密生する植物に「イヌツゲ(モチノキ科)」があります。どちらも名前にツゲが入りますが、全く別の植物です。

ツゲは花が雌雄同株で、葉の色が薄く、葉が同じところから対になって生える対生で、イヌツゲは雌雄異株で、葉の緑色が濃く、互い違いに生える互生です。

 

天然記念物のツゲ

日本国内には樹齢数百年以上の天然記念物に指定されているツゲがたくさんあり、その一部をご紹介します。

国指定の特別天然記念物

  • 福岡県朝倉市の「古処山ツゲ原始林」
 

国指定の天然記念物

  • 愛知県新城市の「黄柳野ツゲ自生地」
 

県・市指定の天然記念物

  • 栃木県小山市の「田中家のツゲ」
  • 埼玉県川越市の「的場小川家のツゲ」
  • 東京都御蔵島村の「御蔵島御代が池のツゲ」
  • 山梨県北杜市の「本良院の大ツゲ」
  • 三重県鳥羽市の「紅ツゲ群生」
 

ツゲの詳細情報

園芸分類庭木・盆栽
性質常緑低木
開花時期3月〜4月
花色薄黄色
栽培難易度
耐寒性弱い
耐暑性強い
耐陰性普通
 
 

ツゲの詳しい育て方

ツゲは日本原産で山形県の一部と本州の関東以西、四国、九州の石灰岩地に自生しています。

庭木として植栽され、玉散らしなどに仕立てられますが、「イヌツゲ(モチノキ科)」と葉の大きさや樹形が似ているため、しばしば混同されることがあります。

 

ツゲの苗植え

庭植え、鉢植え共に適期は春の4月〜5月頃と、秋は9月〜10月頃です。日当たりの良い場所から明るい日陰が好みです。用土は一般的な花の培養土か、赤玉土に腐葉土を混ぜたもので大丈夫です。植え付けたらたっぷり水やりをしましょう。

 
 

ツゲの水やり・肥料

成長が遅いので、幼苗は鉢植えや庭植え共に、植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをしましょう。庭植えで根付いた株は、水やりの必要はありませんが、雨が少なく土が乾燥気味のときは水やりをしましょう。

肥料は2月頃に寒肥として、株のそばに穴を掘って緩効性化成肥料を与えましょう。穴を掘る時はツゲの根を傷付けないように気をつけましょう。

 
 

ツゲの害虫や病気

害虫はハマキムシやハダニなどが発生することがあります。食害されると株が弱ってしまうので、見つけたら取り除き、早めに薬剤散布で防除しましょう。

病気はすす病があります。葉がすすを被ったように黒くなり、他の葉っぱへ感染していきますので、病気の葉は全て取り除き、殺菌剤を散布して被害を食い止めましょう。

 

 

ツゲの剪定

剪定作業は3月〜10月頃が適期です。萌芽力が強いので、この間は必要に応じて随時刈り込みを行い、樹形を整えましょう。胴吹きやひこばえも発生しやすいので、新たな枝作りに必要なければ元から切り取りましょう。

 

 

グリーンライフイノベーションの画像1

 

ツゲの誕生花・花言葉

ツゲは「1月6日」「1月10日」「3月28日」の誕生花です。

ツゲの花言葉は「堅固」「堅忍」「禁欲主義」「淡白」です。

「堅固」「堅忍」といった花言葉は、ツゲの材が丈夫で堅いことから付けられたと言われています。

 
 

ツゲのアーティフィシャルグリーン

 
みなさん、アーティフィシャルグリーンをご存知でしょうか?
アーティフィシャルグリーンとは、天然素材を使って、本物そっくりに作られた植木や花、観葉植物のことです。
 あっちゃん
 

本物の樹木とは違い、アーティフィシャルグリーンだけの魅力やメリットがたくさんあります。

こんなメリットが!

  • 樹木の種類や大きさ、樹形、鉢などお好みのオーダーメイドが可能です。
  • 落ち葉や害虫、病気の心配もなく、お部屋を汚しません。
  • 日光に当てなくても枯れないので、置き場所を選びません。
  • 天然の樹木と違い、枯れる心配がなく水やりや剪定など、お手入れの手間がありません。
  • 光触媒加工を施すと、目に見えないウイルス・雑菌・悪臭・カビ菌などを分解して、空間をキレイにする効果もあります。
 

ホームセンターなどで販売している造花やアーティフィシャルは、どうしても偽物とわかってしまい、観賞価値がありません。

 
これはもう本物です!

グリーンピースのアーティフィシャルグリーンは、日本の職人が国内で作る業界最高のクオリティです。近くで見ても本物と見間違うほどの圧倒的クオリティで、景観や観賞価値を損ないません。

 

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ツゲのまとめ

ツゲはいかがでしたか?
ツゲは将棋の駒材として使用されるだけでなく、和風庭園や洋風庭園には欠かせない植木の一つで、生け垣や玉仕立て、玉散らし、トピアリーなどに用いられています。
育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非ツゲを育ててみてはいかがでしょう!
 あっちゃん
 

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