造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
この記事の監修者
メタカラコウとは
植物名 メタカラコウ
学 名 Ligularia stenocephala
和 名 雌宝香
英 名 Ligularia stenocephala
科 名 キク科
属 名 メタカラコウ属
メタカラコウの特徴
メタカラコウは草丈60cm〜100cm程になるキク科の多年草です。日本では6月〜9月頃に開花します。
メタカラコウは茎が直立して、茎や葉柄はしばしば紫色を帯びて、無毛です。
メタカラコウの花は、茎の上部に総状花序を付けて、黄色い頭花が下から上へ開花します。頭花は舌状花が1頭花当り1~3個ありますが、稀に無いものもあります。
メタカラコウの根出葉は、径20cm〜30cm程になる三角状心臓形で、長い葉柄があり、柔らかく縁には鈍い鋸歯(きょし)があります。茎に付く葉は3枚が互生し、葉柄が短く、茎を抱きます。
メタカラコウと似ている植物
メタカラコウと似ている植物に、近縁種の「オタカラコウ(雄宝香)」があります。どちらもよく似ていますが、本種メタカラコウの方が全体的に小型で、オタカラコウの方が大型です。また、オタカラコウは頭花の舌状花が5〜9個あるのに対して、メタカラコウは1〜3個程度なので見分けることができます。
メタカラコウの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
性質 | 多年草 |
開花時期 | 6月〜9月 |
花色 | 黄色 |
栽培難易度 | |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 普通 |
耐陰性 | 普通 |
メタカラコウの詳しい育て方
メタカラコウは東アジアの原産で、国内では本州、四国、九州に分布しています。主に山地の湿った草地や、湿原などに自生しています。
メタカラコウの苗植え
苗植えの適期は2月〜3月頃です。日当たりと風通しの良い場所を好みます。ただし、夏場などの強い日差しには弱いため、半日陰に移動するか遮光しましょう。用土は水はけの良い土を好むため、赤玉土に鹿沼土を混ぜて植え付けたら、たっぷりと水やりをしましょう。
メタカラコウの水やり・肥料
土が乾いたら水やりをしましょう。夏場など極端に乾燥すると弱ってしまうため、こまめにチェックしましょう。
肥料は4月頃に、緩効性化成肥料を置き肥して、10月頃にお礼肥として液体肥料を与えましょう。
メタカラコウの害虫や病気
メタカラコウは病害虫の心配は特にありません
メタカラコウの花言葉
メタカラコウの花言葉は「私にさわらないで」です。
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メタカラコウのまとめ
メタカラコウは、湿った草地などに自生する植物で、夏頃には長い総状花序に黄色の花を下から順に咲かせます。
育てるのは比較的簡単なので、みなさんも是非メタカラコウを育ててみてはいかがでしょう!