造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
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ロベリアとは
植物名 ロベリア
学 名 Lobelia erinus
和 名 瑠璃溝隠(ルリミゾカクシ)
別 名 瑠璃蝶草(ルリチョウソウ)
英 名 Lobelia
科 名 キキョウ科
属 名 ロベリア属
ロベリアの特徴
ロベリアは草丈15cm〜20cm程になるキキョウ科の多年草です。日本では4月〜7月頃が開花期で、蝶のような形の花を咲かせます。
ロベリアの茎は細く、よく枝分かれして、こんもりとした株に育ちます。地を這って伸びる品種もあります。
ロベリアの花は、総状花序を出して、径1.5cm~2cm程の小花をたくさん付けます。花冠は5裂し、上唇の2枚は披針形、下唇の3枚は垂れ下がり、その姿は蝶のような形をしています。花色は青、白、ピンクなどのほか、喉部に白やクリーム色の斑が入るものもあります。
ロベリアの葉は互生する単葉で、長さ1cm~1.5cm程の楕円形で、葉の縁には鋸歯(きょし)があります。上部に付く葉は、細くなり鋸歯(きょし)がないこともあります。
ロベリアの果実は、5mm〜8mm程の蒴果で、果実が熟すと微細な種子が小孔からこぼれ出ます。
ロベリアの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
性質 | 多年草 |
開花時期 | 4月〜7月 |
花色 | 白色・青色・他 |
栽培難易度 | |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 弱い |
耐陰性 | やや弱い |
ロベリアの詳しい育て方
ロベリアは南アフリカの原産で、亜熱帯では多年草ですが、温帯では秋まき一年草として扱われます。日本でも夏の暑さでほとんどが枯れてしまいますが、花壇や鉢花を彩る草花として流通しています。また、品種改良により夏越ししやすい品種もあります。
ロベリアの種まき
種まきの適期は9月〜10月頃です。ロベリアの種は非常に微細なため、ピートバンなどにまきましょう。水を含ませたピートバンにタネを薄くばらまきし、覆土はせずに、水は受け皿に入れて吸水させましょう。
発芽温度は20℃前後で、2週間程で発芽します。乾燥させないように気をつけながら、雨風に当てないよう、室内の窓辺に置いて管理しましょう。
発芽したら密になっているところを間引いて、本葉が4〜5枚になったらポット上げし、本葉が10枚の頃に定植しましょう。
ロベリアの苗植え
苗植えの適期は3月〜4月頃です。日当たりの良い場所が好みで、日照不足だと生育が悪くなり、花が付きづらくなってしまいます。
用土は水はけと通気性の良い土を好みますので、市販の花の培養土か、庭土に腐葉土を混ぜてから植え付けましょう。
ロベリアの水やり・肥料
ロベリアは高温と多湿に弱いので、土がしっかりと乾燥してから水やりをしましょう。
肥料は、一年草タイプの場合は開花期の春〜夏頃までは10日に一回程度、薄めた液体肥料を与えましょう。宿根草タイプの場合は新芽が出始める3月頃と地上部が枯れる11月頃に固形肥料を施しましょう。
ロベリアの害虫や病気
害虫はアブラムシやハダニが発生することがあります。食害されると株が弱ってしまうので、見つけたら取り除き、薬剤散布で防除しましょう。
ロベリアは病気の心配は特にありません。
ロベリアの剪定
ロベリアを夏越しさせる場合は、梅雨前の時期に草丈3分の1程を切り戻して、風通しを良くしましょう。うまくいくと夏越しできて、秋に花を咲かせることができます。
ロベリアを小苗から育てる場合は、ある程度の草丈まで育ったら芽先を摘んで、脇芽を出させるようにしましょう。そうすることで株がこんもりと茂り、ボリュームのある株に育てることができます。
ロベリアの誕生花・花言葉
ロベリアは「4月11日」「5月17日」「7月5日」「10月30日」「11月15日」の誕生花です。
ロベリアの花言葉は「謙遜」「悪意」「貞淑」「人目につく」「いつも愛らしい」などがあります。
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ロベリアのまとめ
ロベリアは小さな蝶のような可愛らしい花が、花壇や寄せ植え、鉢花、ハンギングバスケットなど、春から初夏の草花の定番として人気があります。
育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非ロベリアを育ててみてはいかがでしょう!