コハコベ(ハコベ)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
コハコベとは コハコベの特徴 コハコベは草丈10cm〜20cm程になるナデシコ科の越年草です。日本では3月〜9月頃に開花します。 コハコベの茎は紫褐色を帯びて、基部からよく分枝して広がり、茎の中に一筋の維束管があり、表面の片側に短くて柔らかい毛が生えます。 コハコベの花は、茎先に集散花序を付けます。花は小さな白色の5弁花ですが、花弁が2つに深く裂けるため、10枚に見えます。雄しべは1〜7本あります。葯は黄色で、花柱は3個あり、萼片は腺毛が生えます。 コハコベの葉は対生する単葉で、長 ...
ナズナ(薺)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ナズナとは ナズナの特徴 ナズナは草丈10cm〜50cm程になるアブラナ科の越年草(二年草)です。日本では3月〜7月頃に開花します。 ナズナの根出葉は地面からロゼット状に広がり、長楕円形で深く羽状に切れ込みますが、形が変化することもあります。茎に付く葉は互生する単葉で、切れ込みは無い披針形です。根出葉には柄があり、茎葉には柄はなく、基部は茎を抱きます。 ナズナの花は、茎先に総状花序を出して、有柄で経3mm程の白色の4弁花を多数付けます。花は下から順に咲かせ、花後は順次実を結びます。 ...
ゴボウの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ゴボウとは ゴボウの特徴 ゴボウは草丈100cm〜200cm程になるキク科の多年草です。日本では根菜として根を食用とする淡色野菜の一種です。 ゴボウは地下に丈夫な直根が長く伸びます。日本ではこの根を食用とします。茎は紫色を帯びて、よく枝分かれします。 ゴボウの花は5月〜7月頃に開花します。花は径3cm〜5cm程の頭花が散房状に集まって付きます。頭花は紅紫色の筒状花からなり、総苞は球形で、先端が鉤状のトゲになる総苞片が多数並び、「モリアザミ(森薊)」によく似ています。 ゴボウの葉は互 ...
キツリフネ(黄釣船)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
キツリフネとは キツリフネの特徴 キツリフネは草丈40cm〜80cm程になるツリフネソウ科の一年草です。日本では8月〜10月頃に開花します。 キツリフネの花は、上部の葉腋から花柄を伸ばして、3cm〜4cm程の黄色のホラガイのような形の花を数個吊下げます。唇形の3個の花弁と花弁状の3個の萼片があり、下の2個の花弁が大きく、雄しべは5個あります。花の後ろ側は細長い筒状の距が垂れ下がり、側面に赤色の斑点ができます。 キツリフネの葉は互生する単葉で、長さ5cm~10cm程の楕円形となり、縁 ...
ツリフネソウ(釣船草)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ツリフネソウとは ツリフネソウの特徴 ツリフネソウは草丈40cm〜70cm程になるツリフネソウ科の一年草です。日本では8月〜10月頃に開花します。 ツリフネソウの花は、上部の葉腋から腺毛のある花柄を伸ばして、3cm〜4cm程の赤紫色のホラガイのような形の花を数個吊下げます。唇形の3個の花弁と花弁状の3個の萼片があり、下の2個の花弁が大きく、雄しべは5個あります。花の後ろ側は細長い筒状の距となり渦巻状になり、側面に濃い紅紫色の斑点ができます。 ツリフネソウの葉は互生する単葉で、長さ6 ...
セツブンソウの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
セツブンソウとは セツブンソウの特徴 セツブンソウは草丈10cm〜20cm程になるキンポウゲ科の多年草です。日本では2月〜4月頃に開花します。 セツブンソウは地下に、径1cm〜1.5cm程の暗褐色をした球状の塊茎があり、下からひげ根を出します。 セツブンソウの花は茎の先に、経2cm〜3cm程の白い花を単生させます。長さ1cm〜2cm程の先端が尖った広楕円形の花弁のように見える萼片が5個あります。花弁は小さく、5〜10個程あり、先端は2裂して、黄色の蜜腺になります。雄しべは多数あり、 ...