ニンニクの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ニンニクとは ニンニクの特徴 ニンニクは、ヒガンバナ科の多年草の野菜です。主に鱗茎を香辛料などとして食用にするほか、茎も「ニンニクの芽」と呼ばれて野菜として食べられています。 ニンニクの鱗茎は扁球状に肥大して、放射状に着生した4~十数個の鱗片から成っています。鱗茎は白または帯紅色の被膜に包まれて、特有の強い臭いと辛味があります。 ニンニクの葉は、扁平で長く先は尖り、夏には地上部が枯れます。 ニンニクは5月〜6月頃に、長さ50cm~100cm程の花茎を伸ばして、先端に散形花序を付けま ...
ダイダイ(橙)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ダイダイとは ダイダイの特徴 ダイダイの木は樹高5m〜6m程になるミカン科の常緑小高木です。縁起の良い果物として知られる柑橘類です。 ダイダイの葉は互生する単葉のようですが、複葉が退化したものです。葉は長さ10cm程の楕円形で、厚みがある革質の濃い緑色で、葉脈は隆起して目立ち、葉柄は翼状になっていて、葉身との境にくびれがあります。また、枝にはトゲがあります。 ダイダイの花は、5月〜6月頃に開花します。枝の先に白色の5弁花を1輪〜数輪咲かせます。花には芳香があり、中央に雌しべが1本、 ...
ギョウジャニンニク(行者大蒜)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ギョウジャニンニクとは ギョウジャニンニクの特徴 ギョウジャニンニクは草丈40cm〜60cm程になるヒガンバナ科の多年草です。山地で見かける野草ですが、鱗茎や若葉を山菜または野菜として食用とします。 ギョウジャニンニクは地下に、径4cm〜5cm程の鱗茎を持ち、鱗茎は披針形で、網目状の繊維からなる外皮に包まれ、下部にひげ根があります。 ギョウジャニンニクの葉は根生して、長さ20cm〜30cm程の長楕円形の葉を1〜3枚付けます。葉身はやや肉質で深緑色になり、基部は赤茶色を帯びて、鞘とな ...
ノビル(野蒜)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ノビルとは ノビルの特徴 ノビルは草丈40cm〜60cm程になるヒガンバナ科の多年草です。道端で見かける野草ですが、鱗茎や若芽を春の山菜として食用とします。 ノビルは地下に、径10mm〜20mm程の白くて丸い鱗茎を持ち、下部にひげ根があります。 ノビルの葉は根出して、長さ20cm~30cm、幅2mm~3mm程の線形で、柔らかく白粉を帯びて、断面は三日月状の中空になります。 ノビルは5月〜6月頃に、花茎の先端に散形花序を付けます。花は白や淡紅色で、花被片は6枚あり、長さ5mm程の卵状 ...
リーキの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
リーキとは リーキの特徴 リーキは、ヒガンバナ科の多年草の野菜です。ヨーロッパで食べられているネギの仲間で、芳香があり香味野菜としても食べられています。 リーキは長さ15cm〜25cm程の短くて太い、筒状の白い葉鞘(ようしょう)があり、緑色の葉身部は長さ40cm〜80cm程の扁平で、竜骨稜があります。 リーキは、5月〜6月頃に花を咲かせます。花茎は1m〜2m程に伸びて、先端に大きな球形の散形花序を付けます。花は白や紫色、紅色があり、密集して丸く咲かせます。この花を俗に「ネギ坊主」と ...
オサバグサ(筬葉草)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
オサバグサとは オサバグサの特徴 オサバグサは草丈15cm〜25cm程になるケシ科の多年草です。日本では6月〜8月頃に花を咲かせます。 オサバグサは短い根茎を持ち、地上に茎はありません。 オサバグサの葉は数個が根生し、長さ10cm~20cm程の広披針形で、櫛の歯状に深く裂けて、基部は徐々に細くなって短い葉柄となります。葉の裂片は幅3mm程の先の丸い線状長楕円形となり、表面に粗い毛があります。 オサバグサの花は、直立する花茎の先に長さ5cm~15cm程の総状花序を出して、白色の4弁花 ...