アオモジの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
アオモジとは アオモジの特徴 アオモジは樹高3m〜5m程になるクスノキ科の落葉小高木です。日本では3月〜4月頃に開花します。 アオモジの若い枝は濃い緑色で、枝や葉には芳香があります。 アオモジの花は雌雄異株で、葉が展開する前に、葉腋から出た散形花序に付きます。花序は蕾のうちは総苞に包まれた球形で、長さ7mm~12mm程の曲がった柄があり、花は白色で小さく、花冠は6裂します。花序の基部にある花弁状の総苞片が目立ちます。 アオモジの葉は互生する単葉で、長さ7cm~15cm、幅2cm~5 ...
カキツバタの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
カキツバタとは カキツバタの特徴 カキツバタは草丈が70cm程になるアヤメ科の多年草です。湿地に群生して、日本では5月〜6月頃に花を咲かせます。 カキツバタの花は、長い花茎の先端に青紫色の花が2〜3個付きます。花は径12cm程で、花被片は6枚あり、内花被片は直立し、外花被片3枚が垂れ下がり、基部に白〜クリーム色の筋が入ります。 カキツバタの葉は2列に互生し、長さ30cm〜70cm程の剣状で、基部は鞘になり茎を包みます。 カキツバタの果実は、長さ4cm~5cm程の長楕円形の蒴果です。 ...
クロモジの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
クロモジとは クロモジの特徴 クロモジは樹高3m〜7m程になるクスノキ科の落葉低木です。日本では3月〜4月頃に開花します。 クロモジの若枝は黄緑色で、絹毛が生えますが成長すると毛はなくなり、すべすべした肌になり、次第に黒い斑紋が出ます。また、古くなると次第にざらついた灰色の樹皮に覆われます。 クロモジの花は雌雄異株で、葉が展開するのと同じ頃に、葉腋から出た散形花序に、小さな薄黄色の6弁花を多数付けます。花びらは半透明で、その繊細さが美しく、生け花の花材にも使われています。 クロモジ ...
ハナショウブの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ハナショウブとは ハナショウブの特徴 ハナショウブは草丈が50cm〜100cm程になるアヤメ科の多年草です。ハナショウブは江戸時代に品種改良され、独自の発展を遂げた古典園芸植物の一つです。 ハナショウブの花は6月〜7月頃に開花します。直立した花茎の先端から花穂を伸ばし、大きな花を咲かせます。外花被片の基部中央に黄色い斑紋があります。 ハナショウブは多くの園芸品種があり、花形は、外花被片が大きく、内花被片はあまり発達しない三英咲きや、外花被片と内花被片が共にが発達した六英咲き、八重咲 ...
シロモジの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
シロモジとは シロモジの特徴 シロモジは樹高6m程になるクスノキ科の落葉低木です。日本では3月〜4月頃に開花します。 シロモジの幹は往々に根本で束になって生じます。樹皮は灰褐色で、小形の円い皮目があり、年を経た枝は暗灰褐色になります。 シロモジの花は雌雄異株で、葉が展開するのと同じ頃に、葉腋から出た散形花序に黄色い小花が群生します。 シロモジの葉は互生し、長さ8cm~12cm程の倒卵形ですが、普通3裂から5裂して、3脈が目立ちます。また、秋になると紅葉します。 シロモジの果実は径1 ...
アヤメの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
アヤメとは アヤメの特徴 アヤメは草丈が60cm程になるアヤメ科の多年草です。アヤメ属であるハナショウブやカキツバタは湿地帯や水辺に生えていますが、アヤメは乾いた草地に自生しています。 アヤメの花は5月〜6月頃が開花期で、内花被片(直立している花びら)1枚〜3枚に対して、外花被片(全面に垂れ下がった花びら)3枚を付けます。外花被片には紫の花びらの中に黄色と白の網目模様がある8cm程の花を咲かせ、この花は一日で萎みます。 アヤメの葉は剣状に先が尖っており、長さ30cm~50cm程で幅 ...