オレガノ(ハナハッカ)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説

オレガノの葉

こちらでは、オレガノ(ハナハッカ)の植物図鑑と育て方を私の経験を元にわかりやすく解説します。
造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
MIDORI
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この記事の監修者

フラワーショップ店長【ミドリ】プロフィール

オレガノとは

ドライのオレガノ

 

植物名   オレガノ


学 名   Origanum vulgare


和 名   花薄荷(ハナハッカ)


別 名   ワイルドマジョラム


英 名   Oregano


科 名   シソ科


属 名   ハナハッカ属


 

グリーンライフイノベーションの画像2

 

オレガノの特徴

オレガノの花

 

オレガノは草丈30cm〜80cm程になるシソ科の多年草です。オレガノは花や葉、香りの違いなど種類が多く、抗菌作用もあり、便利なハーブの一種です。

オレガノの茎は四角形で、基部が木質化します。また、茎や葉に微小な軟毛が生えて、芳香があります。

オレガノは6月〜9月頃に花を咲かせます。花茎の先端に径3cm程の小穂が散房状円錐花序に密集して白やピンク、紫色の小さな花を咲かせます。花冠は上唇が2つに裂け、下唇が3つに裂けます。

オレガノの葉は対生する単葉で、長さ1cm〜3cm程の広卵形で濃緑色になり、香りや風味、苦味があります。

 

オレガノの利用

オレガノは主に観賞用園芸植物として好まれていますが、花はドライフラワーや切り花、ポプリの材料としても利用されています。

また、オレガノは古代ローマ時代から薬用、調味料、香辛料などにも用いられたり、ハーブティーとしても飲まれています。

オレガノの葉は乾燥させると苦味のある香りが強くなり、ミントにも似た良い香りと、甘味・辛味・ほろ苦味のバランスがよく、シソ科植物特有の清涼感があるため、香辛料として肉や魚の臭み消しに活用され、肉料理やトマト料理などの風味づけに使われています。

オレガノは「オレガノ」または「土香薷(どこうじゅ)」という生薬名で民間薬としても利用されています。

 

オレガノの詳細情報

園芸分類ハーブ
性質多年草
開花時期6月〜9月
花色白色・ピンク色・他
栽培難易度
耐寒性普通
耐暑性普通
耐陰性普通
 
 

オレガノの詳しい育て方

オレガノの採取

オレガノは地中海沿岸地方の原産で、日本では江戸時代に渡来し、観賞用としてだけでなく、いろいろな料理に使える香辛料としても栽培されています。

 

オレガノの種まき

種まきの適期は3月〜4月頃です。用土は市販のハーブ用の培養土を使用しましょう。種の粒が細かいので、底の浅い容器や育苗ポットに土を入れ、重ならないように種をまき、薄く覆土したらたっぷり水やりをしましょう。

鉢は日向に置き、土が乾燥したら水やりをしましょう。発芽温度は15℃〜20℃で、発芽日数は7日程です。発芽した本葉が6〜8枚出てきたら植え替えましょう。

 

オレガノの苗植え

苗植えの適期は3月〜5月頃です。日当たりを好みますが、高温多湿は苦手です。植付けの際に根を傷つけないように注意しましょう。

鉢植えの場合は、苗よりも一回り大きな鉢に植え付けましょう。地植えの場合は、赤玉土に腐葉土と元肥として緩効性化成肥料を混ぜて、株の間隔を30cm以上空けて、植え付けたらたっぷり水やりをしましょう。

 

オレガノの水やり・肥料

オレガノは乾燥気味を好み、湿気に弱いので、鉢植えは土がしっかり乾燥したら水やりをしましょう。地植えの場合は、降雨で問題ありません。

植付けのときに元肥を与えれば、追肥は必要ありません。肥料の与え過ぎは、香りが落ちるので注意しましょう。

 
 

オレガノの害虫や病気

害虫はハダニやアブラムシなどが発生することがあります。食害されると株が弱ってしまったり、風味が落ちてしまうので、見つけたら取り除き、薬剤散布で防除しましょう。

オレガノは病気の心配は特にありません。

 

オレガノの剪定

夏の高温多湿で弱ることがありますので、夏や梅雨前に繁茂して、蒸れているようであれば、株全体を半分程度刈り込んで、風通しを良くしてあげましょう。

 

オレガノの収穫

食用として収穫する場合は、葉は常に収穫ができますが、花が咲いてしまうと香りが弱くなってしまいます。

葉の乾燥保存用に収穫する場合は、香りが最も強くなる開花直前に、地上部を3分の1程切り取り、涼しい場所で束ねて逆さに吊るして乾燥させましょう。完全に乾燥したら、茎から葉をもみ取り、密閉容器に保存しましょう。

ドライフラワー用に収穫する場合は、苞が美しく色づいて花が咲き出してから、茎を切り取り逆さに吊るして乾燥させましょう。花は変色しやすいのですが、苞の紫色は美しく残ります。

 

グリーンライフイノベーションの画像1

 

オレガノの誕生花・花言葉

オレガノの花

オレガノは「7月5日」「11月15日」の誕生花です。

オレガノの花言葉は「富」「輝き」「財産」「自然の恵み」「あなたの苦痛を除きます」です。

 

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オレガノのまとめ

オレガノのハーブ

オレガノはいかがでしたか?
オレガノは生のままでもドライにしても、ピザや煮込み料理、ハーブティーなどに使えて、乾燥させれば香りが強くなり、いろいろな使い方ができるハーブです。
育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非オレガノを育ててみてはいかがでしょう!
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