シナマンサクの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説

シナマンサクの花の拡大

こちらでは、シナマンサクの植物図鑑と育て方を私の経験を元にわかりやすく解説します。
造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
 あっちゃん
 あっちゃん
 
 

この記事の監修者

造園職人あっちゃんプロフィール

シナマンサクとは

シナマンサクの木

 

植物名   シナマンサク


学 名   Hamamelis mollis


和 名   支那満作


英 名   Chinese witch hazel


科 名   マンサク科


属 名   マンサク属


 

アーティフィシャルグリーン【グリーンピース】

 

シナマンサクの特徴

シナマンサクの花と葉

 

シナマンサクは樹高5m〜10m程になるマンサク科の落葉小高木です。日本では1月〜3月頃に花を咲かせます。

シナマンサクの花は、開花した時に、前年の枯れ葉が枝に残っていることがよくあります。花は葉腋に2個〜4個付き、黄色の4花弁で、花弁の長さは2cm〜3cm程の細長いよじれた紐状です。萼片は4枚で丸く、赤褐色になり芳香があります。

シナマンサクの葉は互生する単葉で、長さ8cm〜15cm程の菱形に近い円形です。葉は厚く、両面に星状毛が生え、縁には波状の鋸歯(きょし)があります。秋になると黄色く黄葉します。

シナマンサクの果実は長さ1cm〜1.5cm程の蒴果で、星状毛が密に生え、秋頃に黄褐色に熟し、2裂して黒色の種子を出します。

 
 

シナマンサクとマンサクの見分け方

本種シナマンサクと、日本原産の「マンサク(満作)」はよく似ていますが、見分け方としては、シナマンサクの方が花や葉が大きく、強い芳香があります。また、シナマンサクの方が早く開花し、花が咲いた時に前年の枯れ葉が枝に残ります。

 

シナマンサクの詳細情報

園芸分類庭木・盆栽
性質落葉小高木
開花時期1月〜3月
花色黄色
栽培難易度
耐寒性強い
耐暑性強い
耐陰性普通
 
 

シナマンサクの詳しい育て方

シナマンサクの黄葉

シナマンサクは中国原産で、マンサクの仲間の中では一番大きく綺麗な花を咲かせると言われ、花が少ない厳冬期から開花することや、花には甘い香りがすることなどから日本でも庭木としてよく植栽されています。

 

シナマンサクの苗植え

苗植えの適期は3月頃と11月頃です。日当たりが良い場所が好みですが、西日は避けたほうが良いです。用土は赤玉土に腐葉土を混ぜたものか、市販の花と野菜の培養土を使って植え付けをし、たっぷり水やりをしましょう。

 

シナマンサクの水やり・肥料

根付いたら降雨だけで問題ありませんが、乾燥が苦手なので、夏場の乾燥が続くような時期は、土が乾燥したらたっぷりと水やりをしましょう。

肥料は2月頃に寒肥として緩効性化成肥料を与えましょう。

 

シナマンサクの害虫や病気

害虫はカイガラムシが発生することがあります。食害されると株が弱ってしまったり、観賞価値が下がってしまうため、見つけたら取り除き、薬剤散布で防除しましょう。

シナマンサクは病気の心配は特にありません。

 

シナマンサクの剪定

シナマンサクは自然樹形を楽しむ樹木なので、剪定をあまり必要としませんが、スペースの関係などで剪定が必要な場合は、花終わりから新葉が出る前の3月〜4月頃が適期です。

剪定をする際は、枯れ枝を取り除き、混み合って邪魔な枝や徒長枝を切り取りましょう。また、ひこばえは季節に関わらず付け根から切り取りましょう。

 

グリーンライフイノベーションの画像1

 

シナマンサクの誕生木・誕生花・花言葉

シナマンサクの花

シナマンサクは「1月17日」の誕生木です。

マンサクは「1月6日」「1月8日」「1月31日」「2月12日」「3月21日」の誕生花です。

マンサクの花言葉は「呪文」「魔力」「霊感」「神秘」「ひらめき」などがあります。

マンサクの花言葉は、アメリカの先住民が葉や樹液のエキスを治療薬にしていました。そのため、マンサクの木には神秘的な力が宿ると考えられ、ダウジングや占いなどにマンサクの枝を使っていたことから、これらの花言葉が付けられたと言われています。

 
 

シナマンサクのアーティフィシャルグリーン

シナマンサクの葉
 
みなさん、アーティフィシャルグリーンをご存知でしょうか?
アーティフィシャルグリーンとは、天然素材を使って、本物そっくりに作られた植木や花、観葉植物のことです。
 あっちゃん
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本物の樹木とは違い、アーティフィシャルグリーンだけの魅力やメリットがたくさんあります。

こんなメリットが!

  • 樹木の種類や大きさ、樹形、鉢などお好みのオーダーメイドが可能です。
  • 落ち葉や害虫、病気の心配もなく、お部屋を汚しません。
  • 日光に当てなくても枯れないので、置き場所を選びません。
  • 天然の樹木と違い、枯れる心配がなく水やりや剪定など、お手入れの手間がありません。
  • 光触媒加工を施すと、目に見えないウイルス・雑菌・悪臭・カビ菌などを分解して、空間をキレイにする効果もあります。
 

ホームセンターなどで販売している造花やアーティフィシャルは、どうしても偽物とわかってしまい、観賞価値がありません。

 
これはもう本物です!

グリーンピースのアーティフィシャルグリーンは、日本の職人が国内で作る業界最高のクオリティです。近くで見ても本物と見間違うほどの圧倒的クオリティで、景観や観賞価値を損ないません。

 

お好みの樹木をお好みの大きさにオーダーメイドも可能で、天然木を使ったMADE IN JAPANのアーティフィシャルグリーンは個人のご自宅をはじめ、さまざまな商業施設や有名施設でも採用され、多くの方に楽しまれています。実際の施工例などもご紹介しておりますので、ぜひ下のページも御覧ください。

 
 

シナマンサクのまとめ

シナマンサクの花の拡大

シナマンサクはいかがでしたか?
シナマンサクの花は、日本のマンサクよりも大きく、甘い香りがあり、花が少ない厳冬期から開花することもあり、庭木としても人気があります。
育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非シナマンサクを育ててみてはいかがでしょう!
 あっちゃん
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