スイレン(睡蓮)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説

水に浮くスイレン

こちらでは、スイレンの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説します。
造園業者とフローリストが監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
MIDORI
 

この記事の監修者

フローリスト【ミドリ】プロフィール

スイレンとは

 

植物名   スイレン


学 名   Nymphaea


和 名   睡蓮


別 名   蓮華(れんげ)


英 名   Water lily


科 名   スイレン科


属 名   スイレンス属


 

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スイレンの特徴

スイレンは水面に美しい花を咲かせるスイレン科の多年性水生植物です。日本では4月〜9月頃が開花時期になります。

 

スイレンの花は、品種改良が進められさまざまな大きさや、白、黄色、青、紫、赤、橙、ピンクなどさまざまな色があります。花弁は5枚〜10枚程で、強い芳香があります。

 
熱帯性スイレンと温帯性スイレン

・熱帯性スイレンの花は「昼咲き」と「夜咲き」があり、夜咲きは19時頃から咲き始め、朝方に閉じる習性があり、花は水面より立ち上がります。

 

・温帯性スイレンは「昼咲き」で、水面に浮かんで咲きます。また、スイレンの花は短命で3日〜4日程で終りを迎え、花が終わると水中に沈みます。

 

スイレンの葉は、円形や楕円形で切れ込みが入り、水面に浮かびます。円の中心に葉柄が付き、その部分に深い切れ込みが入ります。また、熱帯性スイレンは鋸歯(きょし)があり、温帯性スイレンは鋸歯はありません。

 
 

スイレンとハスの見分け方

スイレンとよく似た水生植物に「蓮(ハス)」があります。どちらも「蓮華(れんげ)」と呼ばれ、水の上に花を咲かせる植物で、花や葉がよく似ていて、混同されがちですが、実は違う植物です。

 

花の違いは、スイレンは水面に咲き、花托が無く、花が終わると水中に沈みます。ハスは水面より上に伸びて咲き、花が終わると花托があります。

 

葉の違いは、スイレンは撥水性は無く、光沢があり、切れ込みが入ります。ハスは光沢が無く、撥水性があり、切れ込みはありません。

 

ハス・スイレンの名所

全国にはさまざまなハス・スイレンの観光名所やお祭りがあります。夏に見頃記事を迎えるハス・スイレンが、水面を埋め尽くす風景は一見の価値ありですよ。下記では全国のハス・スイレンの名所をご紹介しておりますので、是非、ご覧ください。

東日本編
一度は行ってみたい!全国のハス・スイレンの名所【東日本編】

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西日本編
一度は行ってみたい!全国のハス・スイレンの名所【西日本編】

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スイレンの詳細情報

園芸分類水生植物・切り花
性質多年草
開花時期4月〜9月
花色白色・赤色・青色・他
栽培難易度
耐寒性温帯性は強い / 熱帯性は弱い
耐暑性普通
耐陰性弱い
 
 

スイレンの詳しい育て方

スイレンは世界中の熱帯域と温帯域原産で、水位が安定している池や沼で育ち、さまざまな姿の園芸品種があります。日本では「ヒツジグサ」という品種が全国に広く自生しています。

 

温帯性スイレンの苗植え

苗植えは4月〜5月頃が適期です。肥沃で粘土質の土を好み、田んぼの土が最適ですが、手に入らない場合は、荒木田土に腐葉土、黒土、苦土石灰を混ぜ合わせたものを使用しましょう。

7〜10号の鉢に2/3くらいまで土を入れて、苗の芽の先が土から出るように浅植えにして、水を張った睡蓮鉢にそっと沈めます。

芽の先から水面までは15cm程になるように水の量を調節しましょう。この時、土をしっかりと固めておかないと、苗が浮いてきてしまうので注意しましょう。

植え付けたら、鉢を日当たりのいい場所に移して管理しましょう。

 
 

熱帯性スイレンの苗植え

苗植えは6月〜8月頃が適期です。肥沃で粘土質の土を好み、田んぼの土が最適ですが、手に入らない場合は、荒木田土に腐葉土、黒土、苦土石灰を混ぜ合わせたものを使用しましょう。

4〜7号の鉢に1/3くらいまで土を入れて、苗の芽の先が土から出るように浅植えにして、水を張った睡蓮鉢にそっと沈めます。

芽の先から水面までは15cm程になるように水の量を調節しましょう。この時、土をしっかりと固めておかないと、苗が浮いてきてしまうので注意しましょう。

植え付けたら、鉢を日当たりのいい場所に移して管理しましょう。

 
 

スイレンの水やり・肥料

水を腐らせないように管理しましょう。水面に油膜や汚れが浮かんできたらジョウロなどで水を足し、溢れるように汚れを流しましょう。

頻繁に水を入れ替えると、水温が下がり、有機物を分解する微生物やバクテリアが大量に失われてしまい、水が腐る原因になってしまいます。

葉が出てきたら月に1回程緩効性化成肥料を与えましょう。葉が落ちて根が休眠状態になったら肥料は必要ありません。

 

スイレンの害虫や病気

害虫はアブラムシやボウフラです。アブラムシは4月〜6月頃に発生しやすく、栄養を吸い取って弱らせます。見つけたら殺虫剤を散布して駆除しましょう。

ボウフラは梅雨から秋にかけて発生しやすく、産卵を防ぐことが難しく、増殖すると厄介な害虫です。同じ容器にメダカを飼うと成虫になる前に食べてくれるのでオススメです。

病気は腐敗病、灰色かび病などです。腐敗病は乾燥が原因で菌が繁殖するので、容器の中にたっぷりの水を与えましょう。

灰色かび病は葉に白っぽいカビが生えたように変色し腐ってしまいます。他の葉に伝染することがあるので、病気の葉を取り除き薬剤散布で被害を食い止めましょう。

 

スイレンの手入れ

水面に葉が茂りすぎて、茎に日が当たらないと枯れてしまいます。茶色くなった葉や変色した茎は早めに取り除き、株元に日が当たるようにしましょう。

スイレンの花には種子が付きますが、種ができることで球根が弱ってしまうので、花が咲き終わったら花茎ごと株元から切り取りましょう。

 

スイレンの植替え・鉢変え

スイレンの植替え、鉢変えは1年に1回、4月〜5月頃に行いましょう。スイレンは根がよく成長するので、鉢から取り出すと長い根が出てきます。

鉢をひっくり返し、球根や根についた土を取り除いて、球根の根元から全ての根を切り落とします。

植え替えの時に新芽や茎を傷つけないように注意し、根を乾燥させないように素早く行いましょう。

 

グリーンライフイノベーションの画像2

 

スイレンの誕生花・花言葉

スイレンは「5月8日」「7月7日」「7月24日」の誕生花です。

スイレンの花言葉は「信頼」「信仰」「純真な心」です。

花言葉の「信仰」は、朝に花が咲き、夕方に閉じる習性と、放射状に広がる花姿から古代エジプトでは太陽のシンボルとされており、装飾のモチーフや神話などによく登場することに由来すると言われています。

「純真な心」の花言葉は、野生のスイレンは多くが白い美しい花を咲かせることに由来します。

 
 

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スイレンのまとめ

スイレンはいかがでしたか?
スイレンは昼咲きと夜咲きがあり、品種がたくさんあり、水に浮いているように見える花はどれも綺麗で、人気があります。
慣れてしまえば育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非スイレンを育ててみてはいかがでしょう!
MIDORI
 

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