トクサ(砥草)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説

トクサの群生

こちらでは、トクサ(砥草)の植物図鑑と育て方を私の経験を元にわかりやすく解説します。
造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
MIDORI
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この記事の監修者

フラワーショップ店長【ミドリ】プロフィール

トクサとは

トクサの植え込み

 

植物名   トクサ


学 名   Equisetum hyemale


和 名   砥草/ 木賊


別 名   歯磨草(ハミガキグサ)


英 名   Scouring rush


科 名   トクサ科


属 名   トクサ属


 

グリーンライフイノベーションの画像2

 

トクサの特徴

乾燥させたトクサ

 

トクサは草丈30cm〜100cm程になるトクサ科の多年草シダ植物です。日本では7月〜8月頃が開花期で、花は咲きませんが穂を付けます。

トクサの花は、茎の先端に「ツクシ(土筆)」のような短い楕円状の胞子嚢(ほうしのう)の穂を付けて、胞子葉群に胞子ができます。

トクサの地上茎は直立し、濃い緑色で硬くて中は空洞です。茎から枝分かれはせず、節部にギザギザの黒い鞘状の葉が輪生します。

 

トクサの利用

トクサは観賞用に庭植えや生け花の客材などに用いられるほか、乾燥したものを「木賊(もくぞく)」と呼び、生薬としても利用されています。

また、茎に多量の珪酸(けいさん)を含むので硬くざらついているため、物を磨くのに使用されます。茎を煮て乾燥したものを研磨に用いたことから「砥草」という名前が付きました。日本ではツゲの櫛などの木工品を磨くためのヤスリとして使用されています。

 

トクサの詳細情報

園芸分類草花
性質多年草・シダ植物
開花時期7月〜8月
花色茶色
栽培難易度
耐寒性強い
耐暑性強い
耐陰性強い
 
 

トクサの詳しい育て方

トクサの茎

トクサは日本を含む北半球の温帯地域原産で、日本では北海道から本州中部にかけての山間の湿地に自生しています。和風の雰囲気を持ち、観賞用として日本庭園の下草や生け花、盆栽などにも利用されています。

 

トクサの苗植え

苗植えの適期は4月〜7月頃です。耐陰性があり、多少日当たりが悪い環境でも育ちますが、日当たりの良い場所が好みです。ただし、夏の強い直射日光に当たると傷んでしまうので、夏は半日陰に移動しましょう。

鉢植えの場合は、深鉢に市販の花の培養土を使用し植え付けましょう。地植えの場合は、土を深めに彫り、腐葉土を混ぜて水はけを良くしましょう。

 

トクサの水やり・肥料

春~秋にかけての生長期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。冬は水やりを控え、土が乾いてから3日程経ってから水を与えましょう。

肥料はあまり必要としませんが、生育が気になるようであれば、春~秋の間1ヶ月に1回、液体肥料を与えましょう。

 

トクサの害虫や病気

トクサは病害虫の心配は特にありません。

 
 

トクサの剪定

トクサは特に剪定の必要はありません。

 

グリーンライフイノベーションの画像2

 

トクサの誕生花・花言葉

トクサの胞子嚢

 

トクサは「9月25日」の誕生花です。

トクサの花言葉は「率直」「非凡」です。

 

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トクサのまとめ

トクサの庭植え

トクサはいかがでしたか?
トクサは花のような華やかさはありませんが、和の雰囲気があり日本庭園や盆栽にも合わせやすく人気があります。
育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非トクサを育ててみてはいかがでしょう!
MIDORI
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