造園業者とフラワーショップ店長が監修した、植物の特徴から詳しい育て方やお手入れ方法、収穫方法、植物の写真や誕生花、花言葉までさまざまな情報をご紹介します。
この記事の監修者
ミドリサンゴとは
植物名 ミドリサンゴ
学 名 Euphorbia tirucalli
和 名 緑珊瑚
別 名 青珊瑚（アオサンゴ）/ ミルクブッシュ
英 名 Milk bush
科 名 トウダイグサ科
属 名 トウダイグサ属
ミドリサンゴの特徴
ミドリサンゴは樹高5m〜9m程になるトウダイグサ科の多肉植物の小高木です。日本では6月〜8月頃に開花します。
ミドリサンゴの茎は円筒形で、濃い緑色をしていますが、古くなると灰褐色になります。枝は、棒状の小枝が輪生し、よく枝分かれします。
ミドリサンゴの花は、枝先から杯状花序を伸ばし、薄黄色で花弁は無く、花のように見える苞葉を4枚セットで数個付けます。
ミドリサンゴの葉は、径5mm程の極小の線形葉が付きますが、すぐに落葉します。
ミドリサンゴの葉は蒴果で、直径5mm程で丸く、赤みを帯びた縦筋が5本あります。
ミドリサンゴの毒性
ミドリサンゴは、茎や葉を傷付けると乳白色の乳液が出てきます。この事から「ミルクブッシュ」という別名がありますが、この乳液は有毒です。
乳液が目に入ると炎症を起こし激しい痛みを伴い、肌に触れると皮膚炎を起こし、誤食すると吐き気や嘔吐、下痢を引き起こす場合がありますので、取り扱いに注意し、触る際は手袋などを使用しましょう。
ミドリサンゴの詳細情報
| 園芸分類 | 多肉植物 |
| 性質 | 小高木 |
| 開花時期 | 6月〜8月 |
| 花色 | 薄黄色 |
| 栽培難易度 | |
| 耐寒性 | 弱い |
| 耐暑性 | 強い |
| 耐陰性 | やや弱い |
ミドリサンゴの詳しい育て方
ミドリサンゴはアフリカ原産と言われていますが、インドを原産とする説もあり、世界の熱帯地域に広く帰化しているため、厳密には不明です。
ケニアなどでは生垣材として使用されています。日本では鉢植えで、観賞用植物として栽培されています。
ミドリサンゴの苗植え
ミドリサンゴは5月〜6月頃が植え付けの適期です。日当たりの良い場所が好みです。用土は、市販の多肉植物用の配合土を使用しましょう。植付けは、苗より一回り大きい鉢を用意し、鉢底に軽石を敷いて、その上に用土を入れましょう。
植え付ける際は、株を抜いて根鉢を崩し、回りの土や古くなった根を取り除き、新しい用土に植え付けますが、根の間に隙間が出来ないように、しっかりと土を詰め、植え付けたらたっぷり水やりをしましょう。
ミドリサンゴの水やり・肥料
ミドリサンゴは乾燥に強いので、頻繁な水やりは必要ありません。春〜秋にかけては土の表面が乾燥したら水やりをしましょう。冬の休眠期の水やりは1週間〜2週間に1回程度にしましょう。
肥料は、春と夏に2週間に1回程度、液体肥料を与えましょう。
ミドリサンゴの害虫や病気
害虫はハダニ、カイガラムシなどが発生します。食害されると株が弱ってしまうので、見つけたら取り除き、薬剤散布で防除しましょう。
ミドリサンゴは病気の心配は特にありません。
ミドリサンゴの剪定
ミドリサンゴは、基本的に四方八方に広がる自然形を楽しむ樹木です。強めの剪定は必要ありませんが、大きくなってきたら、間延びした枝や、混み合っている枝などがあれば、間引いてあげましょう。また、剪定の際は、樹液に触れないよう手袋を用意しましょう。
ミドリサンゴの花言葉
ミドリサンゴの花言葉は「穏やかな性格」です。
お花のある生活
新鮮なお花を毎月決まったお日にちに、ご自宅までお届けしますので、いつもキレイなお花がご自宅で楽しめます。
グリーンピースはここがスゴイ！
- ネットから簡単注文で、お店に買いに行く手間がない！
- 豊富なプランから、お好きなボリュームとお届け頻度を選ぶだけ！
- 数百品種の中からフラワーデザイナーが厳選した素敵なお花をお届け！
- 花市場直送だから、フラワーショップよりもお花が新鮮！
- 家中をお花と笑顔でいっぱいにする圧倒的なボリューム！
お花を飾ることで、お部屋に華やかさと潤いをプラス！お花にはリラックス、リフレッシュ、リラクゼーション、ストレス緩和などの効果があります。
どんなお花が届くのか、箱を開けるまでのお楽しみ！定番のお花はもちろん、ご自身では普段あまり選ばないお花や、フラワーショップにはあまり入荷しない珍しいお花など、新しいお花との出会いを楽しみましょう。実際に届くお花や、定期便の魅力などをご紹介した下のページもぜひ見てみてください。
ミドリサンゴのまとめ
ミドリサンゴの花はあまり開花せず、開花しても小さく目立ちませんが、スタイリッシュな枝が可愛く、鑑賞価値のある多肉植物です。
育てるのはそんなに難しくないので、みなさんも是非ミドリサンゴを育ててみてはいかがでしょう！