カツラ(桂)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
カツラとは カツラの特徴 カツラは樹高30m、幹径2m程になるカツラ科の落葉高木です。ハート形の葉っぱと秋の香りが特徴の樹木です。 カツラの樹皮は浅く縦に割れます。幹は株立ちするものが多く、長枝と短枝があります。 カツラの花は雌雄異株で、葉が展開する前の3月〜5月頃に開花します。雄花・雌花とも短枝に付き、花弁も萼もなく、雄花は紅紫色の雄しべが十数本垂れ下がり、雌花には淡い紅色の細長い角のような雌しべが3~5個突き出します。 カツラの葉は対生して、長さ3cm〜8cm程のハート形で、掌 ...
リュウゼツラン(アガベ)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
リュウゼツランとは リュウゼツランの特徴 リュウゼツランはロゼット状に広がるキジカクシ科の常緑多肉植物です。リュウゼツランは数十年に一度だけ花を咲かせます。 リュウゼツランの花は、ロゼットの中心から5m〜10m程の花茎を伸ばし、先端に筒状の黄色い花をたくさん付けます。基本的にリュウゼツランは開花し結実後に枯れる一回結実性の植物です。 リュウゼツランはごく短い茎があり、葉はロゼット状に互生し、長さ2m程になる長線状波針形で、青緑色をして肉厚で堅く、縁に1cm程のトゲが並び、先端には3 ...
トクサ(砥草)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
トクサとは トクサの特徴 トクサは草丈30cm〜100cm程になるトクサ科の多年草シダ植物です。日本では7月〜8月頃が開花期で、花は咲きませんが穂を付けます。 トクサの花は、茎の先端に「ツクシ(土筆)」のような短い楕円状の胞子嚢(ほうしのう)の穂を付けて、胞子葉群に胞子ができます。 トクサの地上茎は直立し、濃い緑色で硬くて中は空洞です。茎から枝分かれはせず、節部にギザギザの黒い鞘状の葉が輪生します。 トクサの利用 トクサは観賞用に庭植えや生け花の客材などに用いられるほか、乾燥し ...
カラマツ(唐松)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
カラマツとは カラマツの特徴 カラマツは樹高40m、幹径1.5m程になるマツ科の落葉針葉高木です。一般的なのマツとは違い、落葉性のため新緑や黄葉、落葉した樹姿が楽しめます。 カラマツの樹皮は暗い灰色で、長い鱗片状にはがれ落ちて、その跡は「アカマツ(赤松)」のような赤みを帯びます。枝には長枝と短枝があります。 カラマツの花は、雌雄同株で4月~5月頃が開花期になります。雄花は長さ4mm程の黄色い楕円形で、雌花は紅紫色で長さ10mm程の卵形になります。 カラマツの葉は、針形で長さ2cm〜 ...
ゴヨウマツ(五葉松)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
ゴヨウマツとは ゴヨウマツの特徴 ゴヨウマツは樹高15m〜20m、幹径50cm〜1m程になるマツ科の常緑針葉高木です。日本庭園や盆栽などによく用いられます。 ゴヨウマツの樹皮は、若木のうちは滑らかで明るい灰色をしていますが、老木に成ると暗い灰色になり、不規則な鱗状になって剥がれ落ちます。 ゴヨウマツの花は、雌雄同株で5月~6月頃に新しい枝に付きます。雄花は枝の根元の方にピンク色の花を多数付け、雌花は紫色の小さな松かさ形で枝の先端に付きますが目立たないので見つけにくいです。 ゴヨウマ ...
アカマツ(赤松)の植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
アカマツとは アカマツの特徴 アカマツは樹高30m、幹径1.5m程になるマツ科の常緑針葉高木です。アカマツは樹形がコントロールしやすく、和風庭園や盆栽として親しまれている樹木です。 アカマツの若木の樹皮は白い褐色ですが、成長すると剥がれ落ち、段々と幹が赤茶に見えるようになります。老木になると樹皮が黒褐色になり、亀の甲羅のように裂けてクロマツと似てきますが、幹の先端の方を見ると赤みを帯びています。樹皮を傷を付けると松脂(まつやに)が取れます。 アカマツの花は4月~5月頃が開花期で、雌 ...